・神田の『餃子の郷』の四川よだれ鶏定食、鶏が美味しいのはもちろん、隠れたもやしが素晴らしい脇役
今日は午後から出社。
このパターンだといつも地元駅でランチを済ませていくんですけど、たまには神田にしようかなと。
神田西口商店街を歩いて、入ってみたいというお店を...あ、そうだ。
『餃子の郷』という中華店、ここには1年半ほど前に一度入ったことがあって、確かあの時は次は刀削麺を食べたいと思ったんだったっけ。
よし、今日はこのお店にしようかな。
それにしても、『餃子の郷』というのは凄い名前だ。
よほど自信があるんだろうから、餃子を食べるべきだろうか... そんなことを思いながらメニューを眺めると、名物!四川よだれ鶏定食というのがトップに。
「最後に口水鶏(よだれ鶏)の残ったスープに、ご飯を混ぜるとより一層美味しく召し上がれます。「みずから四川から直接仕入れてきた特選香辛料使用、最高の特選本場の四川やみつきよだれ鶏」
これは食べてみないとなと、刀削麺をすっかり忘れて注文することに。
そこそこお客さんが入っているので時間がかかるかと思いきや、5分もかからず運ばれてきたお盆。
出社途中のランチなので、このスピードはありがたいですね。
どれどれ名物の一品、頂きましょう。
まずはスープから、薄味でいい感じの味わい。
オカズの味が濃いだろうから、このさっぱり感はありがたい。
さて、よだれ鶏はと。
真っ赤な海に浮かぶ孤島のような風体の鶏、飢えにパラパラと乗っているのはパクチーですね。
まずは鶏を一つ、うん美味い、美味いけど... これが名物というほどの味かどうかは微妙だよなぁ。
と、ここで「なんで鶏肉が島のように浮いているんだろう」という疑問。
真っ赤なタレを掬ってみたところ...
もやしがびっしりと敷き詰められているのか。
このもやしを食べて、「名物」の意味がよくわかりました。
食感がパリッとしていて、辛めのタレの絡まりが良いんですよ。
もやしを食べて、ここまで美味いと感じるのは初めてかもしれません。
もやし単体で食べてもいいものの、このもやしを鶏と一緒に食べると更に美味。
味付け控えめの鶏、もやしに絡まるタレ、両者が融合して完成する構造なんだなと納得です。
辛めのタレなのでご飯も進むんですけど、「残ったスープにご飯」のためにとっておかないと。
これが怪しくなってきたので、まだ食べかけのよだれ鶏の更にレンゲでご飯をと投入。
一口食べて驚いたのが、これは酢飯か?
いや、そのまま食べると普通のご飯だな。
あ、そうか、この赤いタレには大量の酢が入っているのか。
気がつくと、辛くてコクがありそうなのに妙にさっぱりしているのは酢のおかげ。
その酢がご飯の旨味と融合して、酢飯のような味わいになるという訳ですね。
酢が入っているから、もやしもパリパリ食感なんだ。
なるほど、繋がった。
デザートの杏仁豆腐も辛くなった口を中和してくれ、総合力の高い定食。
名物と書く理由もよくわかる味わいに感謝です。
美味しかった、ご馳走さまでした。
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