・武田信玄の本拠地、躑躅ヶ崎館はかなり大規模で実質的には城
・現地に行くと、北側にある要害山城をいざとなった時の防衛拠点としていたということがわかりやすい
まず、「躑躅」という字をさらっと書ける方は少ないんじゃないかなと。
私にとっては、複雑な文字が2つ並ぶ「髑髏」とよく見分けがつかずで、後ろに「ヶ崎」がついているからサッと「つつじがさき」と読めるというのが本音です。
躑躅ヶ崎館、甲斐武田家の本拠地。
「館」とあるので普通の家っぽいですけど、東西200m・南北190mという大規模なものであり、内堀・外堀・空堀に囲まれた三重構造。
曲輪も3つ以上あり、虎口や馬出し、空堀も備えた防御施設、すなわち城といえるものなんです。
現在は武田神社となっていますけど、武田信虎・信玄・勝頼の三代で用いられており、この館を中心に城下町が形成されていた。
背後の要害山城もセットだったようで、躑躅ヶ崎館がヤバくなったら山城の要害山城に籠もる、というイメージなんでしょう。
武田神社は1919年に創建されたもの。
祀神は武田信玄、国土拡大の時代で軍神が尊ばれたのと、1915年に信玄に従三位が追贈されたのとを受けてのことだったとのこと。
早く世の中が平和に戻りますようにと、二礼二拍一礼。
さて、次のターゲットに向かうかな。
おぉ、武田神社の東側、かなり深い空堀が残っています。
土塁も高いし、これは相当な規模のものだということがよくわかります。
この東側が大手門。
山がせり出しているところなので、大群が押し寄せると密集して動きがとりにくくなることを狙った構造なんだなと。
さて、次のターゲットというのは要害山城で、せっかくここまで来たので「ニッポン城めぐり」でこの城を攻略しておきたい。
武田神社から10分ほど要害山に近づけば攻略できる、そんな先人の書き込みを見て、ひたすら緩い坂道を登り続けます。
そろそろいいかな... あ、まだだめか。
そんなのを2回繰り返してようやく攻略、甲府盆地を振り返ると、結構遠くまで見渡せるんだなとちょっと感動。
そんな城攻略に息子が付き合うわけもなく、彼は武田神社門前の茶屋で信玄ソフトクリームを食べて待機。
信玄餅ソフトは結構美味しかったらしい。
さて、信玄ミュージアムを見ていこうか、どうしようか。
要害山城攻略に意外に時間がかかってしまったので、無料展示だけさっと観て、甲府駅の方に移動するかな。
甲府駅に向かってはひたすら緩やかな下り坂なので、足に羽が生えたようにスピーディーな歩み。
さて、ランチにするかなというところで、続きはまた明日。
武田神社
055-252-2609
山梨県甲府市古府中町2611
(宝物館は9:30~16:00、大人300円)
0 件のコメント:
コメントを投稿