B級グルメっぽくて値段の安い品川丼、あれはあれで十分に「あり」という一品。
それじゃ、主力商品の蕎麦はどうなんだろうと気になって、今回は横須賀線ホームの店舗で食べてみることにしました。
昔ながらの造り、暖簾が下がったこの外観。
店内全体にわたる開放的な造りなので、もしかするとこのご時世にはピッタリかも。
券売機でさて、何にするか。
まだ時刻は11時前、ガッツリ食べようと思えば無理ではない時間ながらも、ランチがこの時間じゃ夕方まで保たないかな。
よし、ここは冷たい蕎麦、サクッと食べられるよう冷やしとろろ480円にしよう。
千葉方面行き、次の電車まではあと8分ほどあるので余裕だと思っていたんですけど、店員さんは一つひとつ、丁寧に作っていくんですよ。
前にもお客さんが一人、提供時の残り時間はあと5分ちょっとというところ。
間に合うかな。
丼を受け取ると、おぉよく冷えている。
とろろも蕎麦が隠れるほどたっぷり、ネギと海苔も美味しそうじゃないですか。
わさびをごっそり汁に溶いて、さて、それでは頂きます。
まずは蕎麦を一口、おぉ、器同様に冷たい。
そしてそれなりに噛み応えがあって、蕎麦の香りはまぁともかく、濃いめの関東風汁との相性がよくて美味いな。
黒っぽい田舎蕎麦、これが『常盤軒』の麺。
ふにゃふにゃしているかと思いきや、冷やしだからなのか上に書いたようなしっかりとした噛み応えなんです。
そして喉越しがよく、とろろが潤滑剤となってスルスルと胃袋に吸い込まれていきます。
冷ます時間をかける必要もなく、これなら次の電車は楽勝。
2分ちょっとで完食して、残ったとろろが勿体ないな…
えぇい、汁と一緒に飲んでしまえ。
汁は少々濃い目、わさびの辛さもあって全て飲み干すまでは至らず。
蕎麦湯をここに注げば、さぞや美味いだろうなぁ。
ともかく、短時間でそこそこの満足感を得られる駅蕎麦の真骨頂を体感。
ご馳走さまでした。
帰りがけ、ふと太もものところにある棚を見たところ…あれ忘れ物、お弁当じゃないか。
「なんかね、これが棚にあったんで…」と店員さんに渡しておきました。
そういえば以前、新幹線名古屋駅ホームの『住よし』できしめんを食べた時、スマホを忘れていったお客さんを店員さんが追いかけて、間に合わなかったというのがあったのを思い出してと。
それにしても、蕎麦を食べて弁当を置き忘れるって。
気づいたときには、さぞかしショックだろうなぁ。
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