何でこんなところを歩くの?
そんな反応を頂いて当たり前の場所ですけど、「ニッポン城めぐり」という位置ゲーで、電車の駅からは攻略できない城がこの近辺にあるからなんです。
東浦和駅、どこにでもありそうな駅の風景。
よし、ここからウォーキングのスタート。
この竹の小径はいい雰囲気ですよね。
駅からすぐの「見沼通船堀公園」の風景で、涼やかな風が吹き抜ける癒しのスポット。
今日はここでビールを飲んで過ごす、なんていうのもいいなと思ってしまう清々しさです。
芝川の近くまで歩いて「鈴木家住宅」に到着。
鈴木家は江戸時代、先ほどの見沼通船堀の差配役、つまり運行管理を行っていたらしい。
この家は1800年代初の江戸時代に建てられたもの、とはいえまだ現役で人が住んでいるので、建物内部の見学はできないんです。
その代わり、土日は裏手にある米倉や納屋を見学可能。
特筆すべき建物ではないものの、中にも入れるし、古民家ファンにはたまらないんじゃないかな。
1/2サイズの船もあるんですけど、1/2でも結構な大きさ。
こんな船が江戸への物流をさせていた、なんていうのが興味深い。
芝川は穏やかで、水面に雲が写っているのが美しいなと。
見沼通船堀は、この芝川を挟んで東西に2つあったんです。
東側はこんな感じ、江戸時代の閘門が再現されています。
閘門とは、2つの水門で水を堰き止め、水位差がある川を行き来するという構造ですね。
現代でも都内には現役の閘門がありますけど、江戸時代は人力でこれを操作していたんだなと。
船を引くのも人力、荷物満載の船、さぞかし重かったんだろうと想像しながらの見学でした。
水田の風景、美しいですね。
かつてここは沼地で、江戸時代中期に干拓されて現在の姿に。
干拓は水田開発のためだったので、この風景は当時からさほど変わらないんじゃないかな。
さて、次の目的地に向けて一歩き。
途中にある芝川第一調整池、洪水を防ぐための池でここに200万トンの水を逃すことができるんだとか。
そう言われてもよくわからんですけど、ご覧の通りとにかく広いんです。
景色いいなぁと思いながら、続きはまた明日。
鈴木家住宅
埼玉県さいたま市緑区大間木1889
営業日 土日 10:00〜16:00
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