『浦和くらしの博物館民家園』、古民家を複数移設して展示してある博物館です。
いかにも密を避けられそうな響き、かな。
それだけじゃなく私ゃ純粋に古民家が好き、ほっと心が落ち着く佇まいなんですよね。
まずは入り口近くの「旧高野家住宅」から。
この建物は、中山道沿いにあった煎餅製造販売店らしい。
あ、懐かしい煎餅の入れ物。
建築途中に安政の大地震(1855年)があった、茅葺だったのを明治40年に瓦葺きに変えた。
そんな建物だそうで、風情があってなかなかいい感じです。
奥に向かうと、あれっ、蓮の花が咲いている。
ちょっと前に法華経寺の蓮が咲かないという記事を書きましたけど、ここで咲いているということは…
異常気象ではなく、法華経寺の蓮は亀に食い荒らされてしまったんですかね。
これは長屋門らしいんですけど、屋根の色合いが美しいと思いません?
輝く山吹色とオリーブグリーンのグラデーション、こういう色合いは自然ならではの美しさだと思うんですよね。
この屋根を見ながら、暫しうっとりと休憩。
「旧野口家住宅」、元々は寺の庫裏だった建物を母屋として使用してきたものとのこと。
門にも風格があって、今日でもお寺として十分に通用するであろう品格があります。
おぉ、囲炉裏だ。
ここで料理を作って食べた後、背中は少々寒いけど、顔は火照るほどポカポカ。
誰も喋らない沈黙、でもそれは家族の信頼と絆があってこそ。
さて、今日も1日無事に過ごせた。
明日に向けて、眠るとするかな。
なんていうシナリオを一人描いて佇む姿、変なオッサンだっただろうなと。
まぁ誰も入ってこないので、そんな妄想に浸るのにもいい場所なんです。
近代的な建物は、大正時代の農協倉庫と管理棟。
売店はないものの、簡易な展示室とトイレがここにあります。
展示もはっきり言って大したことはないものの、この施設は無料開放。
さいたま市、さすが多数の人口をかかえている自治体だなと関心しながら、再び次の目的地を目指してウォーキングに。
浦和くらしの博物館民家園
048-878-5025
埼玉県さいたま市緑区下山口新田1179-1
営業時間 9:00〜16:30
定休日 月
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