今まで食べたことがあるほうとうって、一体何だったんだろうと思うほどの素晴らしい味だったんです。
今回は、貸別荘の『レイクヴィラ河口湖』オーナーご夫妻にご案内頂いて。
『レイクヴィラ河口湖』は表から拝見しただけでしたけど、花に囲まれた美しい建物が印象的。
国内外から数多のリピーターが訪れる宿というのがよくわかる佇まい。
富士山もよく見えて、河口湖までは徒歩2,3分という距離、ここはぜひ泊まりたいなぁ。
そのオーナーさんの同級生が経営されているという『峠の茶屋』は、『レイクヴィラ河口湖』から車で5分ほどの距離。
「密にならない広めのところ」と仰っていましたけど、座席数が150あるというからかなりの大規模店舗です。
「オススメはキノコほうとう、キノコがお嫌いでなければ。」と奥様。
もちろんキノコは大好きなのでと、これを人数分注文です。
おぉ、きたきた。
鉄鍋そのまま、しかもかなりのビッグサイズじゃないですか。
野菜もきのこもたっぷり入っていて、これ1杯で2人前はあるかもしれないな。
なんて思いながらも、さてさて、頂きます。
まずは汁を一口。
う~ん、薄味ながら野菜やきのこの出汁が複雑に出ていて、この汁は非常に美味。
こういうのを「滋味深い」と表現するんだろうな。
なめこを一掬い…おぉ、味が濃いのに驚き。
地元で採れたものなのか、スーパーで買うのとは大きさも味の深さも全然違うんです。
具材は他に椎茸やゴボウ、白菜といったところ。
シンプルなのに、これほど深い味わいになるとは。
麺は記憶にあるほうとうより細く、幅は2cm弱といったところ。
コシがしっかりしていて、汁をたっぷりと吸っていい味。
ん、この青い葉っぱは…春菊か。
鍋の定番、ほうとうにもよく合うアクセントになっています。
更に食べ進めると、底の辺りからカボチャにじゃがいも。
じゃがいもは汁をたっぷり吸ってホロホロ、おでんの具みたいないい味わい。
カボチャは仕上がってから入れているようで、しっかりと歯応えがあります。
ほうとうといえば、煮崩れたカボチャで黄色いものと思い込んでましたけど、こういう仕上がりであればカボチャそのものを美味しく食べられるんだなと。
最初はこの量を食べ切れるか少々不安でしたけど、気付けば汁も僅かを残すのみ。
勿体なくて、ついつい追い飲みを重ねてました。
いやぁ、美味しかった、ご馳走さまでした。
食後はコーヒーを頂きながら、オーナーご夫妻に河口湖のお話をたっぷり伺うことに。
こちらに住んでいる方ならではの視点から、様々教えて頂けた充実した時間でした。
貴重なお時間を割いて頂き、またほうとうもご馳走頂き、本当にありがとうございました。
峠の茶屋
0555-76-8388
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2494-14
営業時間 11時~20時
年中無休 ※冬期は天候により休業あり
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