埼玉県立さきたま史跡の博物館、ここには国宝の鉄剣があるんです。
「さきたま」と「さいたま」、時代の流れで名前が変わった訳ではなく、平安時代から両方の言い方があったんだとか。
古墳公園の辺りが「さきたま」、かつて強大な勢力を誇る勢力の中心地のことで、「さいたま」は広くこの地域全体を指すんだとか。
地図を見ても、この地は川の氾濫の影響を受けにくい台地の北辺にあり、数多くの古墳が集中していることが見てとれます。
動物埴輪、何だか可愛らしい意匠ですね。
単純とはいえ、人を惹きつける魅力があるのは実は高度なデザインだったり。
へぇ、馬にも鎧を被せるのか。
綺麗に残っているし、後世には続かなかったものであることから、これは装飾用だったんでしょうね。
埴輪といいこの鎧といい、動物への愛を感じるほのぼのとした遺物。
そしてこの錆で変形した棒が国宝の金錯銘鉄剣。
鉄剣に刻まれた銘に「辛亥年七月」とあり、これは西暦471年を指すんだとか。
銘は全部で115文字、くっきりと見事に残っています。
てっきり後から書き足したものと思っていましたけど、何も手を加えておらずオリジナルのまま。
さすが国宝、こりゃ凄い。
ん?ダースベーダーとはちょっと違うけど、いかにもスターウォーズ的な埴輪。
戦闘的で格好いいじゃないですか。
これは土偶なのか、立ち姿がファンキィ♩
動物埴輪もそうでしたけど、さきたまにある人形はデザインが優れたものばかりだなと。
そんななか、どぐうの人気投票で1位になったのはこいつらしい。
そのまま4コマ漫画のキャラのような、世の生き難さを達観しているような表情、人気の理由がよくわかりますね。
まさかここに1時間半も居ることになろうとは想像もしなかったんですけど、むしろ時間は足りなかったなと。
初めて訪れる方は、2時間くらいは予定しておくべきですね。
いやぁ、面白かった。
埼玉県立さきたま史跡の博物
048-559-1111
行田市埼玉4834
開館時間 9:00~16:30
休館日 月(祝除く)、年末年始
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