とある休日、この日は北の丸公園内の科学技術館、三陽商会のバーゲンに。
出てきた時はお昼時で、神保町でのランチにしました。
お店がよくわからないなか、手取り早く見つかったのがお寿司屋さんの「吉野鮨」。
サービスちらし1,000円に惹かれての入店です。
こういうお店、街中には多数ありますね。
寂れ行く日本の象徴のような。
でも、頑固な板さんがいて味は確かというのが相場。
ガラッと引き戸を開けると、お、想像通り。
「いらっしゃいませ」の言葉がワンテンポ遅れ、しかも少々ドスがきいている。
サービスちらしを注文して、お茶を飲みながらまったり。
この静寂、なかなかのものだな。
会社近くにもランチ1,000円のちらし寿司があって、概ね月に1回は行くんです。
そのお店は、ネタの種類が多くて中トロまで入っているという豪華さ、12時前に満席になるという人気ぶりです。
代償は、賑やかで落ち着きがないこと。
それに比べて、この時間の流れは心地よいなと。
ドン、と運ばれてきたちらし寿司。
ネタが分厚くてボリュームたっぷり、こりゃ美味しそうだ。
よし、早速頂きます。
まずはマグロの赤身から。
う~ん、ねっとりとした身、マグロの旨さの王道。
脂が苦手な歳になってくると、トロよりこっちの方が嬉しいなぁ。
タレがかかったタコも美味。
本格的なお寿司屋さん、さすがの味です。
カンパチは脂がのっていて、噛むと甘味が滲み出てくるんです。
サーモンも風味が濃く、鯖もまた新鮮で美味。
美味しさはネタだけでなく、寿司飯の程よい甘酸っぱさにも因るんだな。
期待以上のちらし寿司、ご馳走さまでした。
上に書いた同じ1,000円の神田ランチと比べると、吉野鮨の方が質素に見えてしまうというのが正直なところ。
とはいえ、ランチ激戦区の神田と比べるのは酷なのと、なんと言ってもこっちの方がゆったりと食べることができるのが嬉しいです。
このお店、神保町駅から歩いて3分ほど。
決して目立つ場所ではないですけど、機会があったら是非。
吉野鮨 神保町店
03-3261-2324(予約可)
千代田区神田神保町2-21 吉野ビル 1F
営業時間 11:30~14:30、17:00~22:00
定休日 日・祝、8月の土曜
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