・現存十二天守の一つ備中松山城へのアプローチは車+バス+登山となかなかハードなので、時間に余裕をもって行動すべし
岡山旅行の2日め、今日は倉敷から岡山までの移動から。
倉敷ー岡山間の移動は山陽本線、所要時間は20分弱と近いもの。
1時間に5本程度はあって、車を借りるのを岡山にしたのは電車の便がいいからだったんですよね。
移動後、岡山駅近くの日産レンタカーで車を借りてと。
さて、今日の予定は岡山→備中松山城→鬼ノ城→備中高松城→吉備津神社→吉備津彦神社→岡山という行程。
岡山近郊の城と神社を一気に巡るという強行軍で、まずは岡山から最も遠い備中松山城を目指します。
途中は省略してと。
高速道路や山道を走ること1時間、備中松山城の駐車場に到着。
城のすぐ近くまで車で行けると思い込んでいましたけど、駐車場からは登山整理バスに乗って約5分かかります。
ようやく城の入り口に到着して、さて、ここからは登山になるのか。
片道20分とありますけど、80歳を過ぎている両親は登れるんだろうか。
城は守りのためのものということは、外敵を寄せ付けないというのが基本コンセプトですね。
なので本丸への道は元々決して平易ではないところ、観光のために歩道等を整備して歩きやすくしてくれているということになります。
この方針に従って、右側斜面が切り立った通路は幅を多少広げてあるんでしょうけど、私は極度の高所恐怖症。
この程度の幅があっても、通過するのが怖くて仕方ないんです。
脚を滑らせるんじゃないか、怖がって山側に寄り過ぎて木に当たり、反動で谷側に落ちるんじゃないか。
余計な想像をしながら、おっかなびっくりの20分でした。
途中で、脚に痛みがある父がギブアップ。
山登りが趣味だったので、自分の限界をいち早く察知したというのもあるんでしょう。
母と息子と3人で更に登っていくと、おぉ、ようやくそれらしき石垣が見えてきたぞ。
狭間のある土塀、向こう側は断崖絶壁で敵が登ってくる心配などまずない場所なので、てっきり「最近それらしく作ったもの」なのかと思っていたらそうではないらしい。
三の平櫓東土塀という国指定重要文化財で、これも古から残っているものなんだとか。
更に登ると、お、天守閣だ。
現存十二天守、江戸時代かそれ以前に建築されて保存されている十二の天守閣のうちの一つ。
備中松山城は「天空の城』としても有名なのはご存知の通り、この日はそれっぽく雲が立ち込めていますね。
入場料500円を払って天守に、二層の天守はかなり狭い。
「装束の間」というのがあって、装束とはもしやと思ったらその通り。
落城時には城主が切腹をする部屋、忍者でも侵入できないよう床下にも石を詰め込んであるんだそうです。
雲海らしい風景が撮れないか、外を見渡すと隣の山が見えて。
紅葉も色が沈んでしまっているものの、一応それらしくはないでしょうか。
二重櫓も国指定重要文化財、天守と同様に現存する建物なんです。
城を攻められた際に天守を後方を守る位置、一方で天守から逃れるための経路にもなってるんだとか。
守りに強い山城、そのための複雑な構造が残る備中松山城。
平城にはない立体的に複雑な造りを堪能して... ん、あれ、もうこんな時間なのか。
待ちくたびれた父と下り道で合流、次の観光地へというところで、続きはまた明日。
備中松山城
岡山県高梁市内山下1
0866-21-0461
営業時間 9:00〜16:30
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