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2023年12月2日土曜日

【旅行】大原美術館、教科書で見た絵画の実物がいくつも

【この記事のポイント】
・倉敷といえば大原美術館、教科書で見たことある有名な絵画が多数あって、売りに出すと一体いくらになるのか想像もつかず



倉敷観光というと、必ず出てくるのが大原美術館ですね。

旅先で美術館に入るなんてまずないこと、国内外を含めて数えるほどじゃないかと思います。
それぐらいに絵画や彫刻とは無縁な私、それでも大原美術館に入ってみようと思ったのは、両親と息子が一緒だったから、かな。

興味の程度は様々でしょうけど、寄らずに後悔させるのは申し訳ないですからね。

大原美術館があるのは運河沿い。

柳が植えられたこの風景、時代劇に出てきそうだな。
喧嘩で2〜3人が川に転落する、なんてシーンを想像してしまいます。

倉敷民藝館、会館は1948年と歴史あり。
ネットで調べたところ、目黒区駒場の日本民芸館に次ぐ2番めの古さなんだそうです。

運河には川舟、かつては物資を運んで往来していた舟が人気の観光スポットに。
朝早くにチケットが売り切れてしまうと聞いていたので、横目に見ながら写真を撮るのみ。

さて、大原美術館に到着。

洋風な建物の中には、西洋・古代エジプト・中近東・中国などの美術品が多数展示されているんだとか。
館内は当然撮影禁止だったので、詳細は大原美術館のホームページをご覧ください。


まず、この美術館の開館は1930年、ニューヨーク近代美術館の翌年とかなり古いものです。
創業者の大原 孫三郎は、かつてのクラボウやクラレの社長を務めて大原財閥を築き上げた実業家。

作品は彼がパトロンとして援助していた洋画家の児島虎次郎が買い付けたもので、1908〜23年にかけて留学・渡欧して購入したものなんだとか。
最も有名なのがエル・グレコの『受胎告知』、その他にも私でも知っている作品がいくつかありました。
・ドガ:『赤い衣裳をつけた三人の踊り子』
・モネ:『睡蓮』
・ルノワール:『泉による女』
・ゴーギャン:『かぐわしき大地』
・ピカソ:『頭蓋骨のある静物』

他にもミレー、モディリアーニ、マティスやシニャックなど、作品はうろ覚えながらも知っている画家の名前もいくつか。
それぞれの良し悪しについて語る知識はまったくないですけど、「教科書か何かで見たことある絵、これが正真正銘の本物なの?」と驚くようなものが並んでいるのには驚きです。

大原美術館の会計報告を見ると、貸借対照表上にある美術工芸品の簿価は29億円。
実際に売りに出すと、一体いくらになるんだろうか。

児島虎次郎の絵も迫力あったし、東洋の美術品も見応えあり。
入館時は「え、一人2,000円もかかるの?」と思ったものの、それ以上の価値がある展示だったというのが率直な感想です。

都内の美術館のように、もう少し展示スペースが広いと更に見やすいだろうにとは思います。
一方、この敷地面積だからこそ美観地区内に存在し続けることができ、観光の利便性が高いというメリットがあるんでしょうね。

冒頭に書いた「倉敷観光=大原美術館」は決して大げさではない。
これから観光に行かれる方には、外さず訪れることをオススメします。




大原美術館
086-422-0005
岡山県倉敷市中央1-1-15
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜日

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