・高所恐怖症の私にとって下りの山道は地獄のようなもの、降り切ってからの温泉とビールは最高の癒やし
行きはよいよい帰りは怖い。
このフレーズは、もしかして山登りのことを語っているんじゃないか。
そう思うほど、山の下りは難関が多いんですよね。
登りはコケても斜面に手をつくだけですけど、下りはそうはいかず。
下手すりゃゴロゴロと長距離を落下、大怪我にも繋がりかねないので一歩一歩慎重に進むのが鉄則。
岩茸石という岩、棒ノ嶺の名物らしい。
身長を遥かに超える大きさに圧倒されていると、え、この岩の裏側に下山道があるの?
つったって道を塞いでいる訳で、どうやって裏に行くの?
えぇっ、左から回り込むって...
手摺はあるけど低いし、下は崖じゃないか。
ここでも怖い思いをしながら、下山道を歩きます。
根っこだらけの斜面、これも難敵ですね。
慎重に歩かないと蹴躓くし、所々に大きな段差もあったり。
迂闊に段差を飛び降りてコケると大怪我に、ここは格好をつけずにお尻をついて降りるしかないですね。
写真を撮る余裕もなく進む細い通路も何ヶ所か。
登山道と認定されているということは、落ちた人はいないんだろうなとは思うものの、自分が第一号になったら嫌だよな...
慎重に歩くため、後から来る山ガールの集団に先を譲ったり。
山の下りでは、体力よりも体重の軽さが利点になるという訳ですね。
そんなこんなで、山を降りきったのは16:00過ぎ。
日暮れまで若干の余裕はありましたけど、下りには想定以上に時間がかかるものということを思い知りました。
下山後は温泉の『さわらびの湯』、こんなところにも配慮してくれたのか。
数時間ぶりに登山靴の紐を緩める開放感。
汗を洗い流すシャワーも温泉の暖かさも、日常では感じることができないホッコリ感。
そして乾いた喉を潤してくれるビールの爽快感。
日帰り温泉には、苦しかった道中を一気に美化してくれる効果があるものなんですね。
翌日・翌々日は筋肉痛、でも山登りは心の健康にもいいものだということを実感。
また誘ってくれるとのことなので、次回は怖くないところをよろしくお願いしますね。
さわらびの湯
埼玉県飯能市下名栗685
042-979-1212
営業時間 10:00〜18:00
定休日 毎月第1・3水曜日
入館料 800円
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