・紅葉台のハイキング、途中で道を間違えて、ズボンを破く悲劇に見舞われて
帰宅する日だというのに宿を早く出たのは、西湖の北側にある「紅葉台」というところに行きたかったから。
11月の後半に山登りをすることになっていて、自分の体力を把握しておきたく、高低差のない紅葉台を歩いてみよう。
紅葉台というぐらいだから、この季節はきっと綺麗な景色を観ることができるだろう。
そんな思惑があって、本数の少ない本栖湖・精進湖/西湖方面の周遊バスを利用して行ってみることにしたんです。
河口湖駅に到着して、乗り継ぎが良かったのが西湖周遊バス。
本栖湖・精進湖行きのバスには「紅葉台入口」というバス停があって、いかにも本命はこっちだぞという雰囲気なんですけどね。
Gopgleマップやヤマレコで確認すると、西湖周遊バスの「西湖民宿」も紅葉台に行けるとなっているので、時間優先でこれを利用してみることにしました。
「西湖民宿」でバスを降りたのは私一人だけ。
多少の不安はありながらも、ヤマレコを頼りに紅葉台に向かいます。
河口湖のもみじ回廊より標高は高いんですけど、紅葉の進み方はあんまり変わらないかな。
まぁそれは仕方ない、ひとまずハイキングコースを進むことにします。
ここが入り口か。
緩い傾斜に一安心、これならば私でも問題なく歩ける。
と思ったのが大間違いで、ここからが大変だったんです。
まず、このコースは緩い斜面を周りながら登る造り。
路面が平面に整備されていないので、常に斜面より多少緩やかな角度がついた路面を歩いているという感じです。
高所恐怖症の私にはこれがなかなかキツく、斜面下になる右側を見ないようにと常に意識しなければならず。
途中で正規のルートを見失ったのも、この斜め路面のせいというのもあったんだと思います。
え、これがハイキングコースか?
途中からそう言わざるを得ないようなキツイ斜面のルートを登っていったんですけど、10分ほどのところからは両手両足をフルに使わなければ先に進むことができなようになって。
どう考えてもこれはおかしいだろう。
そう気付いて引き返す際にも、かなりの斜度があるのでまともに歩くことができず、滑り台のようにお尻を地面について下らざるを得ずだったんです。
ようやく登り始めた場所に戻ってくると、あれ。
ズボンのお尻と膝が破けてしまった...
薄手の素材なので、まぁ仕方ないといえば仕方ないんですけどね。
正規の斜め路面ルートに戻って、土だらけのボロボロの姿になりながら、先を目指して歩くことになったんです。
やっと到着したのは紅葉台か... いや、ヤマレコを見るとここは万葉の歌碑というポイント。
紅葉台はまだ登る必要があって、帰りのバスの時間も気になったので諦めることにしました。
苦労の末にたどり着いた万葉の歌碑、ここから富士山は...
おぉ、絵みたいな姿。
絵というよりも合成写真みたいですけど、これはそんな加工を一切しておらずです。
いやぁ、こんな景色を見ることができたのは有り難い。
下りルート、これが「紅葉台入口」からの道。
私が辿った道とは全く違って、広々した歩きやすい遊歩道です。
なるほど、こういう違いはヤマレコの地図じゃわからないよな。
慣れた人と歩くべきだなということを実感、いい経験になりました。
【おまけのワンポイント】
・途中のハードな斜面は、登山中にすれ違った方からのアドバイスを勘違いしたから、という要素もありました。「倒木が見えたら、それを真っ直ぐに行くのが正規ルートですから」、このポイントが急斜面の入り口と私が勘違いしたんですよね。自分でも細かくルートを確認するというのは、山登りの鉄則だと再認識です。
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