・朝の長崎を散歩、多種多様な坂の風景や豪華客船の入港シーンを観ることができたなと
旅行に行った時、体力と好奇心が余っていてしかも朝早起きなのは私のみ。
昨日の雲仙地獄に続けて、長崎でも一人で朝の散歩に行くことにしました。
雨も降っている早朝、そもそも街を歩いている人もほとんどいないんですけどね。
まずは長崎という街の特徴、言うまでもなく坂が多い。
しかも街がそれほど広くはないので、目的地に行くための迂回路もほぼないんです。
関東に暮らす私は「疲れるので平らな道を歩こう」とも考えますけど、長崎にはその選択肢がなく、坂を登るしかない。
物事の考え方にも影響してもおかしくない、そんな違いですよね。
なんて考えながら昇ったオランダ坂。
途中からは平坦で、雨に濡れる石畳が美しいなと思っていると...
うわっ、下り坂は半端なく急で、石畳なので滑るんじゃないかとビビりながら...
と、これも関東人の発想だよなと反省。
坂が多い街なので、滑らないように工夫されているのは当然ですよね。
そんなこんなで目指していたのはグラバースカイロード、ブラタモリで紹介されていたやつです。
昨日利用した「斜めに動く歩道」とは何か違うと思ってネットで調べたところ、大浦天主堂がある北側からではなく西側からアプローチするのがこれ。
エスカレーターだと思い込んで行ったら、エレベーターの箱がやってきて、斜めに登っていくのがなかなか楽しいです。
エレベーターを昇ったところで、長崎の街を見渡せる高台を巡って西に。
Googleマップに頼りっきりで、本当にこの道で抜けられるんだろうか...
あ、大丈夫だと安心したのが祈念坂、これで大浦天主堂に下ることができるんですよね。
ネットに頼りながら、情報が正しいかを自分の目で確認しながらの街歩き、本当に楽しいものです。
次の目的地を目指して、グラバー通りをズンズン進むと、向こうから中学生らしき子供が歩いてきます。
近くにきたところで私に気付いた中学生、いきなり「おはようございます!」と大声で挨拶。
つられて「おぅ、おはよう!」と大声で返しましたけど、こういった風景は地元の市川ではまずないよな。
小さなことながら、私はこういう慣習は好きなんですよ。
目指していたのはグラバー園の南西にあるドンドン坂、雨が降るとドンドンと音を立てて雨水が流れてくるんだとか。
実際に歩いてみると... そんな音は聞こえないような...
この動画は2分弱、お時間があれば確認してみてください。
さて、そろそろ宿に戻るかな。
皆さん目を覚まして、そろそろ朝食を食べたいなんていう時間でしょう。
歩いていると海の方で何かが動く気配、しかも大きいもの...
おっ、豪華客船じゃないか。
船名を見るとダイアモンドプリンセス、この名前はどこかで聞いた... あ、コロナの始まり。
2020年2月に横浜に停泊、コロナ感染者が数多出て大騒ぎになった船ですね。
再びクルーズ船として利用されるようになったのは、5類移行して平常に戻った日本の姿を象徴しているんだろうな。
全長290m、総トン数11.5万トンととにかくバカでかい船。
しばし見入りってしまうほど、迫力のある接岸の様子でした。
こんな大きなクルーズ船の寄港地になるというのも、さすがは長崎だと感心です。
【おまけのワンポイント】
・ダイアモンドプリンセスは三菱重工が長崎で作っていた客船。艤装工事中に火災が発生し、2番船と船名を入れ替えて引き渡したという過去もあったりする客船。
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