・現役潜水艦の甲板を歩く、僅かな距離ながらも貴重な経験ができた『サマーフェスタ2022』
昨日に続いて、横須賀で開催された海上自衛隊イベントの『サマーフェスタ2022』について。
今日は潜水艦の「せいりゅう」と砕氷艦「しらせ」をご紹介します。
これまでも海上自衛隊のイベントには10回ほどは行っていると思いますけど、潜水艦公開に遭遇するのは初めて。
横須賀に来ても、対岸の米軍基地にあるのを遠くから眺めるといった程度でした。
全国でも珍しいことなのか、順番待ちの行列は「せいりゅう」が3艦で最も長く、ここでも1時間くらいは待ったんじゃないかなと。
まさか内部まで公開しないよな。
並びながら人の動きを目で追うと、あれ?
写真左のタラップから乗艦、右から下りるというもの。
要は甲板の上を10mちょっと歩くというだけ、な〜んだ、でもそりゃそうだよな。
列が進むと「せいりゅう」が間近に。
やはり本物の潜水艦って、異質さと迫力がありますね。
海中では、上下左右はどうやって識別するんだろう。
表面はザラザラしているのか、それとも水の抵抗がないようツルツルなんだろうか。
こんなに大きなものがが海に潜るというだけでも凄い。
乗艦人数を制限するため、当初は整理券を配布していたんですけどね。
大行列になってしまい、このシステムは実質的には無意味に。
イベントの目的を考えれば、これは海上自衛隊の方にとっては嬉しいことなんだろうと思います。
ピースサインを出しているように見えますけど、これは乗艦に際しての注意事項を指折り説明しているシーン。
「甲板上での写真撮影はご遠慮ください」か、スムーズな進行のため、これもそりゃそうだよな。
でと、ただ10mちょっとを歩くだけなので1分もかからず見学は終了。
一点だけ、途中で屈んで艦体を触ってみたところ、コンクリート塀のようにザラザラしていたというのは実際に乗ったからこそわかったことだったかなと。
おぉ、あの狭いところから艦内に入るのか。
マンホールよりも遥かに小径なので、物資の搬入口はまた別なのかな。
魚雷の積込みはどうやるんだろうかなどなど、疑問は尽きることなし。
お次は「しらせ」、氷の上に乗り上げながら砕氷するシーンはご覧になったことあるんじゃないかと思います。
この艦は2代目、初代はウェザーニューズ社が買い取って船橋港に係留、イベント時には一般公開されているんですよね。
戦闘用の艦艇ではないので、全体的に造りがゆったりしているのが特徴。
実際に南極に行く時には、コンテナをはじめ荷物を満載にするんでしょう。
南極の石が飾ってある、というのはいかにも「しらせ」らしい。
氷だけでなく、南極には陸地もあるということを改めて認識するという展示でした。
久々の自衛隊イベントを満喫して、さてと。
せっかく横須賀に来たんだから、ネービーバーガー食べて行こうよ。
再びヴェルニー公園を通過、朝の行列はだいぶ短くなってはいるものの、まだ完全解消には至っておらず。
とはいえ、列はかなり短くなっているのでこの時間から並び始めるというのも十分にあり。
そんなことを思いながらどぶ板通りに向かうというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・二代目の「しらせ」が就役したのは2009年と比較的最近のこと。南極に行くのは毎年で、そんなに観測することがあるのかと疑問に思っていたんですけど、友人が艦内の展示で「民間から委託を受けて、車の耐寒性を調べるのを請け負うなどもある」というのを読んだと聞いて、なるほどと納得でした。
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