次の銚子行きの電車まで20分以上、基本、1時間に1本しか走っていない電車なのでまぁ仕方ない。
駅で待っていると、ん? 赤いのは、「乗車駅証明書発行機」。
これで発券すると、猿田駅から乗車したということになるのか。
ってことは、ここで証明書を受け取ってから銚子まで行けば、たった2駅しか乗らなかったことになるのかな。
そういえばSuicaが主流になってから、「キセル」って基本はなくなったんでしょうね。
間隙を縫って、この乗車駅証明書で安く銚子まで…
いや、不正発見の仕組みはあるんだろうし、費用対効果が見合わないから止めておきましょう。
今回銚子に来ようと思ったのは、「ニッポン城めぐり」で落としていない城がまだいくつかあったため。
「匝瑳市」と書いてある下の2城を落とせば、上総介になれるんです。
上総介は織田信長が有名ですけど、ところで、普通の地域であれば「~守」(かみ)であるのに、なぜ上総は「介」(すけ)なのかって知っています?
上総は親王任国といって、守になれるのは親王(皇族)のみ。
なので、民間人のトップは上総介となる訳です。
他にも親王任国はあって、上野介(吉良上野介)、常陸介(有名な人物は思い当たらず)もそうなんです。
この3国はいずれも関東で近接しているということは、蝦夷勢力圏と何か関係があるのか。
まぁそれはいいとしてと。
生まれて初めての銚子電鉄、ローカル路線は楽しいですね。
券売機はなく、車輌に乗ると車掌さんから切符を購入するというシステム。
当然ながらSuicaなんか使えず現金のみ、しかも切符を手にするなんて久しぶりだな。
そして線路沿いの樹木も刈り取られておらず、所々「ガサガサ」と木を擦る車輌、いやぁ楽しい。
お客さんはそこそこ乗っているんですよね。
8割は観光客で、ワクワク感が溢れる車内の雰囲気を感じながらの鉄道旅。
目的地は、終点外川駅の一つ手前の犬吠埼駅。
車輌がボロい割には、さすが観光名所なので駅はピカピカ。
銚子電鉄に乗ったら、買わなきゃいけないのがぬれ煎餅。
普通のは塩っ辛いので、今回は薄口と甘口にしてみました。
どちらも食べやすく、薄味の方がいい世代には、普通のよりもこのどちらかの方が良いでしょう。
美味しく頂けたというのは家に帰ってからで、当日の紀行はまだ続きます。
【今日のワンポイント】
・銚子電鉄のぬれ煎餅、一時は銚子電鉄の起死回生の商品とも言われてましたけど、新型コロナ禍での収益は大丈夫なんだろうか。銚子電鉄には、是非生き残ってほしいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿