これがなかなかよくまとまっているんです。
我孫子駅近辺は後で巡るとしてと。
その前に一歩きするには… ん? 「旧井上家住宅」、手賀沼干拓の豪農の家。
保存状態もいいようなので、まずはここに行ってみるかな。
最寄りの布佐駅からは徒歩20分ちょっと。
途中誰にも合わずだったし、現地に着いても誰もいないというのは、このご時世重要なことですね。
立派な建物だなと眺めていたら、あれ、中から係員のお婆様。
パンフレットを持ってきてくれ、そして旧井上家住宅について解説してくれます。
「井上家は元々江戸の商家で、江戸時代の中期に手賀沼干拓事業に携わるべく移ってきたようです。当時のお金で5千両、10億円ものお金をこの事業に投じたとのことですよ。」
へぇ、気合い入りまくりだったんだな。
「先ほどここに見えた取手の方が仰っていたんですけど、この灯籠が珍しいものとのことですよ。これ、貝が付いた石です。昔は手賀沼にも海水が入ってきていて、この近辺で取った石なんじゃないかと。昔の手賀沼の様子を物語るものなんでしょうね。」
なるほどねぇ、そりゃ確かに貴重なもの。
「一段高くなったところに蔵があるのは、冠水する可能性があるからですよね。蔵は3つあったそうですけど、残っているのは1つだけ。古い建物なので、維持するのが大変だったんでしょう。」
「我孫子市は土地を買い取って、建物は寄贈を受けたそうです。建物の補修だけでも、相当お金かかりますよね。」
うん、でも、お金かけてでも維持した方がいいと思います。
な〜んていう会話を20分ほど。
いろいろ教えてもらい、この住宅の貴重さや良さがよく理解できましたよ。
感謝しつつ、さて、次の目的地についてはまた明日。
【今日のワンポイント】
・この近辺には、江戸時代に銚子や鹿島灘の魚を江戸まで運ぶ道があったんだとか。鮮魚街道と書いて、「なまかいどう」と読むんだそうです。
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