湯河原2日目、朝の散歩で向かう先は福泉寺。
宿から片道2kmほど、ちょうど良い距離ということでのチョイスです。
町の南を流れる千歳川は湯河原町と熱海市の境、神奈川県と静岡県の境界。
福泉寺は川の南なので、静岡県になるんです。
おぉ、本堂の屋根は茅葺きなのか。
今時、これだけでも十分に珍しい立派な観光資源。
でも参拝者が誰もいないのは、朝8時前という時間だからでしょう。
あ、これこれ。
写真で見て、あんまり出来が良くないなと思った大仏の頭。
元は名古屋城内にあったもの、様々な土地を巡った後、戦時中にここに移設されたんだとか。
出来が良くないと感じるのは、陶器で作られているためでしょう。
間近で見ると、眼光もあってなかなかに趣深いお顔だなと。
説明板によると、尾張藩3代の徳川光友が母の菩提を弔うために作ったものだとのこと。
父親は徳川義直、母は義直が狩に出た村で見染めた側室で、殿様の子を股から産むのは失礼と腹を切って出産、絶命したんだとか。
かなり壮絶なことがサラッと書いてあってビックリ。
徳川義直は、家康の実子であるというプライドが高かったそう、さもありなんというエピソードです。
このお寺、他にも由緒ありそうな仏像がいくつもあるんです。
真っ白なのは高価な石材っぽく、ってことは何か特別なものなんだろうけど説明板はなし。
六地蔵も、横にもう1体違う向きで立っていたりして、何かエピソードがありそう。
派手に宣伝して観光客集めをするのではなく、静かな環境を守りたいということなのか。
ん?お隣にも茅葺き屋根の建物、桜屋という宿泊施設。
Airbnbに掲載されているので、民泊なのかな。
雰囲気はいいけど、冬場は寒くないんだろうか。
宿への帰路、ぱっと見図書館か公民館のような建物。
あ、これが西村京太郎記念館なのか。
当然ながらこんな朝早くには開館しておらずでしたけど、時間があれば観てみたい気も少しあったんですよね。
またいずれ、機会があれば、かな。
福泉寺
0465-62-2354
熱海市泉191-1
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