今年は珍しく、正月休みに旅行。
行き先は湯河原、1泊2日と小規模でしたけど、休みが長い年ならでは。
正月で宿泊料金は強気設定、なのでそうそう長くは居られないし、混雑を考えると近場が無難ですね。
出発は1月3日、まだ正月気分のなかで湯河原に向けて出発。
行きは普通の東海道線を利用でしたけど、所要時間は2時間20分程度でした。
湯河原を訪れるのって、一体何年ぶりだろう。
子供の頃、父親の会社の保養所があって来たのが最後だとしたら、40年ぶりとかじゃないだろうか。
ん? 湯河原で武将像?
平安末期~鎌倉初期、源頼朝に与力した土肥実平という武将、居館が湯河原にあったそう。
傍に座る女性は奥方、武士の妻の鏡と讃えられる人物。
山内一豊の妻以前にも、こういった名を残す人がいたんですね。
なるほど、手湯ね。
こういう場所によくあるのは足湯、でも靴下まで脱ぐのは面倒なもの。
その点、手をサクッと入れるだけの手湯は楽だし、泉質の良さを実感できる気持ちよさでした。
ところで、湯河原温泉の由来は狸、ってご存知でした?
漁師に射られた狸がこの地に逃げ、岩間から立ち昇る温泉で治癒。
温泉の御加護を広めるべく、美男美女に化けて人々を温泉に導いた、というお話。
面白いですね。
五所神社に向かう途中にあった碑、こちらは由来を真面目に書いてます。
万葉集にここ土肥の地に温泉が湧き出ていたという記述、つまり奈良時代には既にあったということですね。
箱根火山帯の一部である湯河原、人類の歴史よりも古くから湯が湧いていたんだろうな。
五所神社近くには大木がいくつか。
これは明神の楠、推定樹齢は800年。
鎌倉時代、駅前に像があった土肥実平のいた時代からこの地にあった木なんだな。
境内のイチョウ、こちらも樹齢800年。
幹が斜めに伸びているので、自重を支えられないんですね。
湯河原は静かな町、温泉だけでなく歴史もしっかりあるのか。
さて、1泊2日の旅を楽しもう、というところで、続きはまた明日。
【今日のワンポイント】
・湯河原温泉の由来、他にも山伏による発見説、弘法大師、役行者など諸説あるようです。まぁいずれも、狸よりは信憑性ありですね。
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