今回の宿は、奥秩父にある「八津川館」というところ。
奥秩父と言っても秩父駅から車で20分ほどなので、山道の運転もそれほど苦にならず。
とはいえ、国道140号を曲がると、踏切あり細い道ありと少々わかりにくいかもしれません。
ほどほどの山奥感、といったところでしょうか。
宿の外観、低層の建物が連結される典型的な温泉旅館ですね。
車をつけると、ささっとスタッフの方がやってきて荷物を運んでくれるのは、おもてなしの心の表れ。
部屋は何タイプかあるようですけど、今回は「書院風造りの緑水亭」、選んだのではなく、これしか空いていなかったんです。
ほどほど山奥、13室しかない温泉旅館。
そう聞くと、寂れた宿としか思えないのが普通ですよね。
平日なのに、それが何故ほぼ満室だったか。
お盆直後ということもありましたけど、この宿、実は楽天トラベルで埼玉県第1位。
と言っても朝ごはんグランプリで、ですけどね。
何であれ、第1位は凄いことだなと。
書院風造りの緑水亭、平成に入っての建築なので比較的新しい。
廊下は大理石張り、引き戸もあってそこそこ豪華な印象。
部屋に入ると、まずは畳敷きの次の間。
バス・トイレの入り口や押入れもここにあるので、四方が襖です。
半開きのバス・トイレは問題ないとして、残りの3つは見分けがつかず。
外に出ようとして間違えて、押入れを開けてしまうこと何回も。
書院造の特徴は天井ですけど、ゆったり広縁が心地いい。
窓を開けると、涼やかな風が吹き込んできます。
床の間には掛け軸も、落ち着く造りですね。
和室は12.5畳もあって、ゆったりと寛ぐことのできる空間。
部屋から外の眺めをパノラマで、森しか見えずですね。
写真ではわからずですけど川が流れていて、水の音が涼やかさを演出してくれます。
さぁて、温泉にでも入るか。
真っ直ぐで清潔感のある長い廊下の突き当たり左。
途中には自由利用の家族風呂もあったりと、湯周りも充実しているのもこの宿の特徴です。
温泉は…あれ、誰もいないや。
露天風呂も檜の内湯も独り占めだぞ。
都合3回入りましたけど、人に会ったのは一度だけでした。
そうか、13室しかないし、家族風呂に入る人もいるし。
それほど広くはない温泉ながらも、この大きさを一人で使えるというのは気分よし。
泉質も柔らかくていい感じだし、気持ちよかったなぁ。
明日の記事では、夕食について書くことにします。
八津川館
埼玉県秩父市荒川白久455
0494-54-1400
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