武甲酒造の日本酒をご紹介する前に、秩父市内の風景をもう少し。
まずは言わずと知れた武甲山、特徴的な形は目立ちます。
表面は石灰石採掘のために削られて、市内から見るとさながらピラミッドのような形状。
日本武尊時代の姿とは大きく異なるんでしょうけど、これはこれで個性的と言えるんじゃないかな。
武甲酒造は、この山から流れる水を使っているようです。
何の変哲もない看板、これを見て気になったのは「一時集合場所」の振り仮名。
「いちじしゅうごうばしょ」ではなく、「いっときしゅうごうばしょ」なんですね。
どっちだって理解はできるとはいえ、敢えてこの振り仮名を表示するというのは面白い。
この猫、どことなく愛嬌がありますね。
猫のくせにネクタイを締めてる理由は不明ではありますが、もしかすると秩父の染物なのかな。
ってなところで、武甲酒造に到着。
国道299号沿いにあって、店舗は国指定登録有形文化財、築200年以上で秩父市内に残る最も古い建物なんだそうです。
店内の雰囲気はいかにも造り酒屋。
種類も本数も多く、どれを買おうか迷うこと間違いなし。
そんな時は、カウンターにいる店主っぽいおじさんに聞いてみること。
味の特徴や飲み方を丁寧に解説してくれます。
今回選んだのはこれ、「秩父地酒 武甲政宗 特別純米酒」の限定品。
瓶の色からも、夏向きのさっぱりした味というのが想像できますね。
で、いきなりですけどその味はと。
飲み口はすっきり、軽いのかと思いきや、旨味が口いっぱいに広がっていきます。
旨味の中からは、苦味や酸味も。
豊かな風味なので、料理に合わせるよりも酒を楽しみたい時向きだと思います。
そうだ、秩父ってアニメの舞台として有名なのって知ってました?
タイトルは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、略して『あの花』と言うらしい。
若い人には常識なのかもしれませんけど、聞いたこともないなぁ。
機会があったら、観てみることにしておこうかな。
武甲酒造
埼玉県秩父市宮側町21-27
0494-22-0046
営業時間 8:00~17:30
12/3(秩父夜祭)以外は無休
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