・父からの誘いで息子と親子3人での寿司、息ぴったりに食べ進んでいたものの、なぜ2貫ずつの提供なのかと素朴な疑問を感じて調べてみた
実家から連絡があり、筍を大量に貰ったのでお裾分けしてくれると。
お、そりゃ嬉しいなと取りに行くことにすると、母は野球の試合を観に行くので出掛けるらしい。
すると父から「食事をしないか」とのお誘い、家の息子にも声をかけたとのことで、久々に男の親子3代での夕食ということになりました。
お店は父が決めていた『日本海 矢口店』。
随分と昔からあるような気がするお店ですけど、私は入ったことがないんですよね。
17:15に到着すると、店内はガラガラ。
夕食には少々早い時間にサクッと、この後にお店は混んできたのをみて、ナイスな父の選択に感謝。
男3人なので、まずは呑みながらのツマミでカツオ。
若い頃は「この後に寿司を食べるのになぜ刺身?」なんて思っていましたけど、当時聞いた「刺身と寿司は別物」なんていう説をようやく理解できる歳になってきたかなと。
飯のあるなしで魚の味は違うし、酒とご飯は別々に味わいたいもの。
メニューに印刷されていた酒、櫻正宗は灘の酒。
最初の一口では昔の日本酒っぽい甘味を感じた気がしたものの、2口目にはこれがスッと消えて。
ほのかな苦味も感じる複雑な味、様々なネタに合うんだろうと思います。
生しらす、これは酒との相性が極めていい。
小さい身の一つひとつに旨味が凝縮、盃がグイグイと進んでしまいます。
元は回転寿司だったお店とのことで、基本的に2貫ずつの提供。
男3人という我々だと、微妙な空気になってもおかしくないですね。
年長者に遠慮しながらの息子、かつて程には食べずむしろ酒を呑みたい私、そんななかでも比較的マイペースの父。
お互いが同じモードという訳ではないのがかえってよく、短いやり取りでテンポよく誰が食べるかが決まっていくという流れになるのは多様性の素晴らしさ。
これはコハダですけど、いずれのネタもさすがはプロが握る寿司。
シャリがふんわりとしており、最近はすっかり機械握りを食べ慣れた私にとってはかえって新鮮な感があったなと。
そんななかで最も美味しかったのが中トロ。
脂モノにすっかり弱くなってきた私でも、中トロだけはまだまだいける気がするんです。
山葵漬巻、この山葵が無茶苦茶辛いというのは、このお店で買ったという山葵を家で食べた時に思い知らされているんです。
なんの気なしにご飯に乗せて、パクっと一口で食べたところで… 口をきけなくなって2分ほど悶絶。
あまりの辛さに捨ててしまおうかと思ったほどでしたけど、封を切ってしばらく置いたらそこまででもなくなったというものでした。
お店の山葵漬はどうかというと、少し置いてから提供しているのかまぁ常識的なレベルかなと。
イクラは全員食べたいだろうと思ったのか、父が4貫オーダー。
写真のないネタを含めて腹八分目、ご馳走さまでした。
純粋に考えると、3人なのになんで3貫づつ提供してくれなないんだろうか。
ネットで調べてみると、「元々は大きかった寿司を食べやすい大きさに分けた」、あるいは「対というのが日本人の感性に合っていた」というのが定説とのこと。
今や外国人にも人気の寿司、そろそろこの慣習を見直した方がいいのかもしれないですね。
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