・JR東日本の株主優待券を使って前橋城に、前橋城は戦国時代に北条・上杉・武田の三者が争った地にあり、歴史を感じられる城
久々に城を観に行こう。
そんなことを思ったのは、最近は河口湖以外にはあまり出掛けていないから...
というのもあるんですけど、最大の理由はJR東日本の料金が4割引になるJR東日本の株主優待券があったこと。
有効期限が6月末までなので、使わなければ勿体ない。
普通は目的地が先にありき、なので今回の旅は本末転倒系ともいえるでしょうけどね。
行ったことがないところ、JRで日帰りできるところ…
そうだ、高崎かな。
この方面には、位置ゲーの「ニッポン城めぐり」でもまだ攻略していない城がいくつもあるんですよね。
アプリで確認してみて、ん? この城は… 前橋城、あぁ厩橋城のことか。
戦国時代は、北条・上杉・武田の接点として壮絶な戦いが繰り広げられた地。
そういえば前橋には一度も行ったことがないし、軽く歩いてみようかなと。
朝は7:30前に出発。
前橋は意外に遠く、高崎まで新幹線を使っても2時間ちょっと、ローカル線のみだと3時間かかるんです。
1時間の違いは大きいけど、新幹線を使うと地元駅から4,810円で鈍行だと2,300円と倍以上。
株主優待券で4割引になっても新幹線の方が高く、時間は1時間も違わないのでここはセコくローカル線で行くことにしよう。
2,300円も4割引なら1,380円、十分安いですからね。
8:35上野発の快速アーバンに乗車、15両編成で前5両は籠原止まりらしい。
籠原駅では前5両を切り離し、その電車が車庫に走り去った後に近くの座席にいた女性がそわそわと焦り気味。
隣に座る方との会話までは聞こえないんですけど、様子からするとこんな内容だったんだろうと思います。
・まず、女性は籠原より先の駅まで行きたい。
・何も考えずにこの座席に座っていたところ、切り離した車両が行きたい方向に走り去った。
・もしかしたら、籠原より先に行くにはあの車両に乗っていなければいけなかったのか。
・残されたこの車両は、再び上野方面の上り電車に変わるのか。
お隣の方はこれを否定、このまま乗っていて大丈夫だから安心してくださいというようなことを言っていました。
なるほど、いかにもありそうな状況、心配するのも無理はない。
私も似たミスをする可能性は高そうです。
高崎駅の構内には蕎麦屋さんと駅弁屋さんしかなく、ただ乗り換えるだけ。
前橋までは両毛線で3駅、10:37の小山方面行きを待つことにします。
ところで、両毛線は何でこんな名前なんだろうか。
ネットで調べてみると、上野国(群馬)と下野国(栃木)はかつて毛野国と言われており、大和政権の支配下に入った際に上毛野国と下毛野国になったとのこと。
奈良時代になって「毛」の文字がなくなったものの、「こうずけ」「しもつけ」と音には残り、現代でもこの「毛」が生きているので「両毛」となったんだそうです。
へぇ、知らなかった。
前橋駅に到着、しかし駅の周りには何にもない。
北側が大きなバスターミナルになっており、多方面にバスが出るターミナルになっているのか。
ちょっと驚いたのはバス停の待合席が立派なこと。
周囲をガラスに囲われて、おそらく風よけになってくれるんだろうなと。
最初の目的地の龍海院に向かう道、片側36車線で無茶苦茶広いので、ここを突っ切って渡ろうという気が起こらず。
道行く人も少なく、そして... 暑いな。
気温はそれほど高くないはず、でも前橋というと熱中症注意でニュースになったりするので、そんな先入観が働くのかな。
お、見るからに古そうな酒屋さん、風情がある店構え。
「支那そば」の文字、あまりにもデカくないですか。
そして横に延びている梯子は、何を意図したものなんだろうか。
古い建物が残る街を進んでいくというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・群馬県は小麦の収穫量が多いんですけど、そのなかでも前橋市はトップ、県内生産量の25%を締めているんだそう。小麦好きの私にとっては、魅力的なところなんですよね。
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