・谷村町駅近くの『荻窪』、オーソドックスな吉田のうどんを落ち着いて味わえるお店。
谷村町駅への到着が想定よりも遅くなってしまい、駅近辺でランチのお店を探したところ、おっ。
吉田のうどんのお店があるじゃないですか。
店名は『荻窪』、表通りには面しておらず路地内なのでわかり難いですけど、近所に他のお店はないので迷うことはないと思います。
私がこのお店に向かった時は、近所にお住まいであろうご老人が「うどん食べに来たのかい?」と話しかけてきて。
「この奥にあるよ。さっきも3人ほど歩いて行ったよ。」と教えて頂いたのにも感謝。
店内に入ると、お客さんは席の半数ほど。
特に案内されることもなく、一人だったらここだよなというところに勝手に着席。
テーブル上にはこんな伝票と鉛筆があり、そうか、自分で書いて渡すというシステムなんだなと。
食べ過ぎないようにと並盛、吉田のうどんの基本である肉(馬肉)をチョイス、伝票をカウンターに持っていってのオーダーでした。
オーダーだけでなく、食べ終えたら食器を返却するというのもこのお店のルール。
気取りのない、お店との距離感が近いというのは失われつつある日本の文化の一つじゃないかな。
「お待たせしました」と肉うどん並盛。
伝票を渡してから5分もかからずだったので、待った感覚はないというのが正直なところです。
典型的な吉田のうどんのトッピング、美味そうだ。
それでは頂きましょう。
まずはキャベツをモリモリと、うん、シャキシャキしていいて美味い。
汁も見た目通りの薄め、味噌と醤油のバランスがいい。
到達した麺は極太、典型的な吉田のうどんですね。
ゴリッゴリの強いうどんを頬張って、モグモグと20回ほど噛むとグルテンの美味しさ。
馬肉には臭みは一切なく、でもそれっぽい味。
オーソドックスな吉田のうどん、やっぱり美味いですねぇ。
この味なら、早めのタイミングですりだね入れてもいいだろう。
耳かきのような小さなスプーンに山盛り3杯、これをシャシャっと混ぜ合わせてと。
極太の吉田のうどんはそんな小細工はものともせずに、孤高の味わいを感じさせ続けてくれているのはさすが。
電車で来にくい立地、インバウンドの観光客もさすがにここまで足を伸ばすことはなし。
ゆっくりと味わえる吉田のうどん、そんなお店があることに感謝です。
いやぁ、美味しかったな。
お店のルールに従い、食べ終えた食器を返却すると「ありがとうございます!」と元気のいいリプライ。
日本の良さここにあり、というお店でした。
ご馳走さまでした。
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