・手のひらに乗せたひまわりの種を食べに来る野生のヤマガラが可愛らしく、『西湖野鳥の森公園』は超オススメ
今更ながらも私は写真を撮るのが好き、でも野鳥は撮ったことはなし。
高価な望遠レンズをつけた一眼レフを三脚に固定、いつ来るか、もしかしたら来ないかもしれない野鳥を待つというのは自分の性に合わないと思っていたんです。
なので、この『西湖野鳥の森公園』も特に興味があった訳ではなく、この後に行く『西湖いやしの里』のついでのつもりで寄ったというのが正直なところ。
ここから西湖いやしの里までは1.5km程度、しかも下り坂という地形なんですよね。
果たしてここで何を観るべきかを調べようと思っていたところで、スタッフの方が「おはようございます!」と声をかけてくれました。
「おはようございます。あの〜この公園の巡り方、見どころを教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「イチオシをご説明しますね。」
「ひまわりの種をご購入頂いて、これを手のひらに乗せておくとヤマガラが食べに来るんですよ。」
「どこでですか?」
「この建物のすぐ外です。」
(あれ? 建物内の展示をどう観ればいいかとお聞きしたかったんだけど...)
「ようやく食べに来るようになったんですよ。可愛くてオススメですよ!」
(え? いい年した一人旅のオッサンに勧めるか?...)
そんなことを思いながらも、熱心なので一応お付き合いしてみるか。
「ヤマガラを集めるコツは、種を沢山置いておくことです。」
「釣りの撒き餌みたいなもんですね。」「そうそう、上手いこと仰いますね。」
なんて会話をしたので多めに置いて、こんなんで本当に野鳥が来るのか?
...
あっ、来た!
突然のことにびっくりしましたけど、手に乗って様子を伺うヤマガラ。
驚くほどに軽いんです。
種を突っついて、サッと飛び去るスピードが無茶苦茶速い。
警戒しながらも手に乗って餌を取るとは... 超可愛い!
先ほどお話を聞いたスタッフの方が後ろで見ていて、「ね!」という風にニッコリ。
仰る通り、これは可愛いです!と笑顔で返します。
こうやって写真付きで解説してきましたけど、安定して飛んでくるようになってようやく撮る余裕が出てきたというのが本音。
「来たら撮ってやるぞ!」と気合ムンムンだと、ヤマガラは寄ってこず。
シャッターに指を置きながら、そっぽ向いて関心なさそうだと安心して食べにくる。
そんな法則があるんだと気付いたというのも、今回の一つの発見です。
そうだ、動画でも撮れないかな。
10秒ほどの動画、続けざまに2羽きますのでご覧頂ければなと。
飛ぶスピードの速さと可愛さ、おわかり頂けると思います。
ふと隣を見ると、小学校中学年くらいの少年、「おじさんのところには食べに来るけど、僕には来ないんだよなぁ。」とボヤいてます。
「さっきこ施設の人に聞いたんだけどさ、種をいっぱい乗せておくといいらしいよ。おじさんの種も全部乗せてみるか?」
「いえ、いいです、いいです。そんなズルをしたくないんで。」
ヤマガラだけでなく、この少年も可愛いですね。
そろそろここを出発するので、余った種を貰って頂けませんかと彼のお母さんらしき方に手渡し。
ハゼ釣りの際、余ったイソメを近くの釣り人に貰ってもらうのと同じ要領。
老若男女、笑顔でヤマガラと戯れて幸せそう。
季節は限られるんでしょうけど、このスポットはオススメです。
西湖野鳥の森公園
0555-82-2160
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
営業時間 9:00〜17:00
定休日 木曜日
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