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2022年5月26日木曜日

【旅行】山本五十六も長岡出身だったのか

【この記事のポイント】
・太平洋戦争初期の連合艦隊司令長官、山本五十六も長岡出身
・戦中に長岡は空襲を受け、多くの方が亡くなるという悲劇もあった



河井継之助記念館の近くには、もう1人の長岡出身有名人の記念館。
時代がグッと現代に近づいて昭和、太平洋戦争時の連合艦隊司令長官だった山本五十六も長岡出身なんだそうです。

河井継之助記念館と同様、山本五十六記念館も小ぢんまり。

入館料は500円ですけど、展示品はさほどに多くはないんですよね。
見どころといえば、入口近くにある15歳の時に書いた書の字が非常に綺麗であることと、戦死した際に搭乗していた一式陸攻の左翼部分の破片くらいかなと。

・山本五十六は1884年に長岡藩士高野家に生まれ、祖父は北越戦争で戦死している
・高野から山本五十六に名が変わっているのは、長岡藩家老だった山本家を継いだため
・日露戦争の日本海海戦には巡洋艦「日進」に乗艦して参戦、敵の砲弾により指2本を失った
なんていうのは、ここで資料を読んで初めて知ったことでした。

近くの山本記念公園も観ようと移動中、駐車場がやたらと黄色いですよね。
長岡駅から歩いている時も気になったんですけど、長岡の道路はこんな黄色や赤銅色に染まっているところが多いんです。

息子にこれを伝えると「黄砂かな」と、なるほど日本海側だからか。
幼い頃、祖父の鉄工所で見た酸化した鉄の色に似ているよなと思いつつ、黄砂ということで一旦は納得、家に帰ってから調べてみました。

・長岡の中心部には「消雪パイプ」という独特の雪対策が施されている
・「消雪パイプ」というのはスプリンクラーであり、真冬でも14℃ほどある地下水を汲み上げて散水・融雪している
・これから出る水には鉄分が含まれているため、街が茶色くなる

なるほど、この色はやはり酸化した鉄だったか。

消雪パイプは1961年に設置され始め、今日では散布はセンサー感知で自動だそう。
長岡の先取の精神を物語る設備なんだなと。

山本記念公園は、山本五十六の生家があった高野家の土地にあります。
公園に設置されている胸像は、霞ヶ浦(山本五十六は海軍航空隊教頭を努めていた)にあった像をブロンズに鋳直したものなんだそう。

ポツンと建つ古民家、生家を復元したものだとのこと。
長岡は太平洋戦争で空襲にあい、元々のこの家も焼失したんだそうです。

幕末に太平洋戦争にと二度も焼けた長岡の街、歴史上で味わった苦労が偲ばれます。

駅に戻る途中、長岡戦災資料館を発見。
中には入りませんでしたけど、爆撃に参加したB29は125機、焼夷弾を16万発以上投下され、当時の市長を含め死者は1,500人近くに上ったという悲惨なものだったらしい。

駅前に戻ってきて、正三尺玉打上筒って... あ、花火。
長岡といえば、そういえば花火が有名な街でしたね。

実際に来てみるまで、長岡という街をほとんど知らず。
やはり旅をするというのは知識を増やすためには大切なこと、改めてそう認識する貴重な機会になりました。




山本五十六記念館
0258-37-8001
新潟県長岡市呉服町1-4-1
営業時間 10:00~17:00
入館料 大人500円

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