・室戸から送られてきたふるさと納税返礼品のカツオのタタキ、普段食べているスーパーのそれとは異次元の美味さ。
・調理の仕方でこんなに違うものかと驚く味、一度食べてみることをオススメします
室戸市からのふるさと納税返礼品、今回はカツオのタタキ。
カツオのタタキって、スーパーでもよく売っているじゃないですか。
私は結構好きですけど、オンシーズンには格安で売っているものというイメージがありますよね。
なので返礼品が「カツオのタタキ」と聞いても、それほど嬉しいものではないなというのが正直な印象。
4本送られてきたので、まぁ適当に夕食のオカズにでもなればいいやと考えていたんです。
ところがどっこい、このタタキを食べて驚いた。
スーパーで買うものとは、全くの別物の凄い味だったんです。
手こね寿司の上にタタキ、まずは一口... おぉ何だこれ。
口に含んだ瞬間、普段食べてるものとは全く違う風味... これは何の味?
焼いた部分からは燻製のような香ばしさ、フワッと鼻腔に抜ける薫りが強い。
噛むと食感はもっちり、歯や舌に絡みつくようなジューシーな旨味が広がっていきます。
その旨味と香ばしさとの相性が素晴らしく、飲み込んだ後まで余韻を楽しむことができるという逸品。
家族全員が大絶賛で、2本目はミョウガタップリのタタキに。
ミョウガの風味を纏ったタタキはなお一層の美味しさ、これだけ大量のミョウガにも負けないほどの力強さがカツオにあるんです。
今まで食べていたカツオのタタキ、あれは何だったんだろう。
3本目、今度はしそとネギを大量に入れて、生姜チューブをタップリと回しかけて。
こんなシンプル調理でも、カツオの美味さが全てを包み込んでくれていました。
私が他のオカズを先に食べていて、さて最後にカツオをと思ったら...あれ?
あと3切れしか残っていないじゃないか。
思わず皿ごとキープして、家族がこれ以上食べないようブロック。
ちょっと大人気ないなと思いながらも、放っておけば本当に食べ尽くされてしまうという危機感があったほどの売れ行き。
そうだ、カツオで一つ思い出しました。
うちの息子、親に似ず極めて真面目なんです。
その息子が小さい頃、夕食の食卓で「今日はカッオーなんだよね」と。
文字で見るとわかりにくいですけど、「カツオ」ではなく促音が入った「かっお」と。
何でそんなこと言うんだと思ったら、そういえばお店に書いてあった手書きの値札、文字のバランスをわざと崩して「かっを」的な表記になっていたなと。
彼の論理では、「カツオ」と「かっを」とは別の魚だと思ったんでしょう。
そんな息子ももう社会人X年目、今回のカツオをガンガンと食べていた張本人でした。
おい、お父さんのカツオ、それ以上食うんじゃねぇぞ。
【おまけのワンポイント】
・文中では「カツオのタタキ」と書きましたけど、これは正確には藁焼きというんだと思います。高知では塩で食べるものだそうで、最後の1本はそうしてみようかな・
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