【この記事のポイント】
- 佐倉散策の締めくくりは、千葉駅改札内で味わえるミシュラン品質の「香川 一福」。
- 歴博を諦めて得た余白の時間で、佐倉の地下水と出汁、勾玉と麺の曲線を重ね合わせる至福の一杯。
佐倉城址を歩き尽くし、JR佐倉駅から千葉駅へ。
1. 歴博の断念から始まった、改札内ビブグルマンとの再会
ここでちょっと小腹が空いたなと… あ、そうだ。
ガッツリではなく、軽く食べるにはうどん店の『香川 一福』がちょうどいいぞ。
ここ、ミシュランのビブグルマンにも選ばれた名店らしいんです。
千葉駅の改札内にあるので、その味を改札を一歩も出ることなく味わえる。
便利なので、過去何回も訪問しているんです。
歴博に入っていたら、うどんを食べる時間はなかったはず。
諦めた余裕がこの一杯に通じるなんて、あの時は想像もしていなかった。
まさに「人間万事塞翁が馬」ですね。
2. たった10円の差に潜む、駅消費の超合理的価値
「軽く」という基準で、迷わず券売機で選んだのは「かけうどん冷」。
このご時世で450円って、無茶苦茶安いですよね。
いろり庵きらくのかけうどん・かけそばは440円。
たった10円の差でミシュランのビブグルマンって、すごい差じゃないかと思います。
券売機で購入するとオーダーは通っており、あとは席で待つだけ。
番号を呼ばれたらカウンターに取りに行く、今どきのハイテクスタイルです。
3. 器に還る佐倉の水脈と、勾玉の曲線を噛みしめる至福
揚げ玉を少しのせてと、よし、それでは頂きましょう。
まずは、丼に口をつけ、冷たい出汁を一口。
少し濃くはありますけど、雑味の一切ない、透き通った黄金色の液体が喉を通っていく快感。
あ、佐倉駅前で見かけた「100%地下水」の看板、なんか繋がっているのかな。
今日歩いてきた佐倉の水脈が、今度はこの一杯の器の中で、私の体内へと還ってくるような錯覚に。
続いて、麺を一口。
う〜ん。
伸びやかでありながら、中心には確かな密度を感じさせるコシ。
このしなやかな弾力を味わうと、麻賀多神社の由来となった「勾玉」、あの有機的で完璧な曲線のイメージが重なってくる。
な〜んていうと、ちょっとわざとらしいか… まぁそれはともかく。
ツルリとした滑らかな表面が舌に心地よく、噛み締めると小麦の香りがふわりと鼻を抜けていく。
冷たい出汁と絡み合いながら、するすると胃の腑に落ちていく心地よさ。
これだけ上質なうどんを、駅の喧騒をよそにサクッと立ち食い感覚で味わえるのだからたまらないですね。
日常の延長線上にありながら、確かな非日常の完成度。
気づけば少し濃い目の出汁も最後の一滴まで飲み干し、丼の底を見つめていました。
満足度の高いシンプルな一杯に感謝、ご馳走さまでした。
さて、明日からはまた日常がスタート。
佐倉で見つけた歴史の断片とこの軽やかな喉越しの余韻を、日々の潤いにしていこうと思います。




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