【この記事のポイント】
- 京成佐倉駅から始まる、GW最終日の静かな散策。「地下水100%」という、佐倉の水道水に隠された贅沢に出会う。
- 麻賀多神社の「勾玉」にまつわる古代の記憶と、新装された社務所の対比。
今年のGW中はどこにも出かけずだったので、最終日の5/6はどこか近場にでも行こうかな。
そういえば、佐倉の
国立歴史民俗博物館(歴博)って最後に行ったのは... 2021年1月のこと。
もう5年以上も前なのか。
天気もイマイチだし、大型連休にわざわざ歴博に行く人なんてほぼいないはず。
よし、久々に行ってみることにしましょう。
駅を降り立つと、空は重たい雲に覆われて。
時が止まったような、そんな寂寥感さえ漂っています。
大型連休の最終日だというのに、この静けさ。
都心の喧騒を避けるという選択肢としては、正解だったのかな。
あれ? 以前からこんなのあったっけ?
実は佐倉の水道水は、深井戸から汲み上げた「100%地下水」。
カルキ臭さがなく口当たりがまろやかなのは、その豊かな水脈の賜物なんだそうです。
蛇口をひねれば天然水、佐倉の暮らしに潜む知られざる贅沢。
そう思うと、駅前の給水場さえ、聖域から湧き出る恵みのように見えてくるから不思議なものです
大正時代に旧川崎銀行佐倉支店として建てられた、赤レンガの意匠が目を引く建築。
築100年を超えてなお、街のランドマークとしての威厳を保っています。
ルネサンス様式を基調としたその佇まいは、かつての城下町の繁栄を今に伝えている。
でも、これまでここには一度も入ったことないんですよね。
外観だけでお腹いっぱいになるほどの、圧倒的な歴史の密度。
いつかゆっくりと、中の展示も覗いてみたいものです。
さて、麻賀多神社に到着。
鳥居をくぐると、空気が一段と冷たくなるのを感じます。
ここはかつて佐倉藩の総鎮守。
城の鬼門を守る守護神として、歴代藩主からも篤い信仰を受けてきた場所なんだそうです。
麻賀多神社の拝殿。
由緒を紐解けば、創建は西暦112年という神社。
飛鳥時代に印旛国造(いんばのくにのみやつこ)が伊勢神宮の神を勧請して社殿を造営したのが始まりだとか。
一介の現代人としては、これを聞いただけで歴史の連続性に圧倒されてしまいます。
お参りを済ませると、不思議と心が軽くなるものです。
境内に鎮座する御神木もまた、見事な枝ぶり。
そっと手をかざすと、大地のエネルギーが指先から伝わってくる… というのはちょっと言い過ぎかも。
とはいえ、この圧倒的な生命力の前に立つと、自分の悩みなんてちっぽけなものに思えてきます。
ちなみに、成田市台方にある麻賀多神社には、樹齢1300年を超えると言われる東日本最大級の杉の御神木があってパワースポットとしても有名。
「1300年の重み」を拝みに行ったのは… 2019年3月なのでもう7年も経過するんですね。
「結びのまが玉」と書かれた案内… ん?
そういえば麻賀多(まかた)というのは勾玉(まがたま)と音が似ているなと思い、調べてみたところ… やはり。
この名前、三種の神器の一つである「勾玉(まがたま)」に由来しているのだとか。
「真」を「麻」と書き換えたのは、この地が古くから麻の産地であったからという説もあるそうです。
音の響きの中に、古代の宝玉への敬意と土地の記憶が隠されている。
そんな想像を巡らすのも、こういった散策の醍醐味です。
今回驚いたのは、麻賀多神社の社務所が超綺麗になっていたこと。
伝統的な境内の景観に調和しつつも、現代的な洗練さを兼ね備えた建築。
これだけの威容を保つには、相応の維持努力があるはず。それもまた信仰の厚さと、堅実な運営の証明なんでしょう。
さて、お参りも済ませたことだし。
いよいよ歴博へというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
佐倉の麻賀多神社は、全国で唯一この佐倉・成田付近にのみ存在する珍しい社名。印旛沼を囲むように18社が鎮座しており、古代の印旛国造の勢力圏を物語っているのだとか。








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