・木更津の『魚問屋食堂 さかなや くろ』、鯵を5種に調理した「房総!アジいろいろ定食」が素晴らしかった
アウトレットから車で移動、太田山公園に駐車してと。
まずは混まないうちにランチをと... あ、もう11:20。
これは予定していた貝渕方面のお店に行く時間はないかな。
歩きながらネットで検索、見つけたのがこの『魚問屋食堂 さかなや くろ』。
名前からして美味しそうだし、Googleマップでの評価が4.4とかなり高いお店。
看板メニューの「房総!アジいろいろ定食」が頗る魅力的なので、よし、今日のランチはここにしよう。
混んでいるかとも思いながら店内に、あれ? お客さんは1組4人とお一人様の5名のみとラッキー。
「お好きなお席にどうぞ。」というおばちゃんの言葉にも若干拍子抜けしたものの、やはり早めの時間に入るのが賢いことを再認識です。
「メニューにはないけど、今日はブリカマ、赤魚の粕漬けの定食もあって、どちらにも刺身付きますよ」と。
う〜ん、どちらも魅力的だけど... ここは初志貫徹、房総!アジいろいろ定食1,500円にしておこう。
待つこと10分弱、おぉ、凄いなこの定食。
「右奥にあるのが胡麻ダレ、刺身をこれに漬けると美味しいので、1切れ食べてみてくださいね」
「ご飯が半分ぐらいになったら、手前右のなめろうをのせて出汁を入れると「まご茶漬け」、美味しいので試してみてください」
う〜ん、調理方法だけでなく食べ方にもバリエーションがあるとは。
これは美味そうだということで、よし、それでは頂きます。
まずは味噌汁、大根と人参と、鮭の中骨。
これがいきなりガツンとくる美味しさ、出汁がいいなぁ。
口から骨を取り出しながら食べ進み、味噌汁だけでも箸が止まらない。
ようやく奥の煮物に手を出すと、こちらもしっかりと甘味がついていていい仕上がりです。
冷めないうちにアジフライ、ソースをたっぷりとかけて一口。
う〜ん、これは美味だ。
サクッとした衣にフワッフワの身、アジの旨味がフワッと香ります。
タルタルもまた絶妙な味付け、アジフライに卵のコクを加えてくれるんです。
こんなアジフライが2つ、また後でも食べられるというのは嬉しさ倍増です。
さて、刺身はどうだろう。
まずは醤油とわさびで、新鮮なのはご覧の通りでトロッとした旨味は脂ののりの良さ。
これは本当にアジなのか、そう思わせる身厚の食感に唸ります。
オススメの胡麻ダレ、これもまた堪らんのです。
ゴマのコクと香ばしさ、甘さも加わるタレ、豚しゃぶの胡麻ダレがお好きな方は試してみるべし。
味覚のリフレッシュにととさんが焼き、これもまた唸るんですよね。
表面には火が通っていて、中には微妙に生っ気が残っていて、ご飯にのせると至福の美味さ。
そうだ、骨せんべいを... あれ、中骨だけじゃなく頭も揚げてあるのか。
バリッと食べてみると、強めの塩加減でいい感じの仕上がり。
ビールがあれば最高なんだけど、今日は車の運転があるから諦めざるを得ず。
頑張ってご飯をセーブしたものの、押し寄せるアジの誘惑に抗うのは困難。
大盛り相当のご飯も残り1/3くらいになってしまい、まご茶漬けの段になって少し追加せざるを得ずでした。
なめろうをご飯にのせて、わさびをチョイと加えてから出汁を満遍なく。
よくかき混ぜてから一口... う〜ん、これも素晴らしい。
出汁を加えることによって、アジとご飯の旨味が見事に繋がってくれるんです。
異質な存在のわさび、これがあるからこそ両者の融合をかえって強めてくれるんだ。
意識しなければ、ご飯を3杯は食べてしまうというアジ料理の数々。
房総に来たらアジは必須、そう思わせてくれるものばかりというのに感謝、ご馳走さまでした。
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