大船観音を観た後、演劇ままだ時間はあるし、お昼時は食べられず。
軽く何か食べておかないと。
そんな時には、大船名物の「鯵の押し寿司」。
今回はお弁当ではなくて、本社内にある「茶のみ処 大船軒」にお邪魔してみました。
場所は大船駅から徒歩5分ちょっと、柏尾川沿いに大船観音から少し南に行ったところ。
表通りには面していないので少しわかりにくいんですけど、こんな古風な立派な様式建築の建物なんです。
昭和6年の建築だそうで、当時から繁盛していたんだなと。
開店は11:00、20分ほど早く着いてしまった我々に、「中でお待ちください」と親切に招き入れてくれました。
建物内をあちこち見学させてください、とまで言いだす図々しさは、私にはないんだよなぁ。
靴からスリッパに履き替えてと、素直に食堂まで行ってオープン時間を待つことに。
食堂は元の事務室だそうで。
にしても、古い建物は雰囲気がありますね。
そういえば、私の通っていた高校もこんなイメージだったような。
老朽化や耐震の問題があったんでしょうけど、建て替えてしまったのがもったいない。
お、11:00だ。
えーっと、サンドイッチ、伝承鯵の押寿司、鯵と小鯛の押寿司をお願いします。
あ、これ、1人じゃなくて4人分ですからね。
まずはサンドイッチ。
ここのは日本で最初の駅弁サンドイッチで、明治政府2代目首相の黒田清隆の推しで作り始めたものなんだとか。
どれどれ、当時から変わらぬ味とは。
頂きま~す。
まずはハムを一口で、モグモグっと。
うん、ハムの旨味が強い!
鎌倉ハムのボンレス、厚みがあって存在感のある味わい。
ハムだけでここまで旨いとはな。
次にチーズはと、お、これもシンプルだな~。
こちらはバターの甘さが引き立って、少しコッテリ感もあります。
おぉ、伝承鯵の押寿司。
普通の押寿司との違いは、小鯵を使っていること。
その半身を開くという手間のかかる工程で、腹身も使っているんです。
酢に浸かり過ぎていないさっぱり感が特徴、これは美味。
そして普通の鯵はと。
大ぶりの鯵、〆鯖的な味に感じるのは、小鯵を食べた後だからだろうなと。
よく駅で買う鯵の押寿司、これのはずなんだけど…こんな味だったっけかな。
そして小鯛、これもシンプルに鯛の旨味が出ています。
そうか、いつも値段の安い鯵の押寿司ばかり食べてましたけど、伝承鯵や小鯛の方が更に旨いんだなと。
今度買ってみようかな。
茶のみ処 大船軒
0467-44-2005
鎌倉市岡本2-3-3 大船軒本社ビル
営業時間 11:00~15:00
不定休
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