結局、歩く距離が短いこのお店に吸い込まれてしまいました。
神田の穴場、鎌倉河岸ビルの地下へ
お店があるのは、鎌倉河岸ビルの地下1階です。
ここには3軒の飲食店が軒を連ねていて、いずれも美味しいお店なんです。
神田駅からは少し歩く立地のためか、お昼時でも比較的落ち着いている。
まさに知る人ぞ知る穴場スポットと言えるでしょうね。
ランチメニューは、ちゃんぽんや各種定食など、どれも一律950円。
今日の気分は無性にあのパリパリの麺、「皿うどん」が食べたかったんですよ。
このお店は、私のような一人客でも気兼ねなく入れるのが、本当にありがたいんです。
温い餡の謎、これは夏の優しさか?
注文してから、5分もかからずに皿うどんが到着。
このスピーディーさも、忙しいランチタイムには嬉しいポイント。
エビや豚肉、そしてたっぷりの野菜が乗った、ボリューム満点の一皿。
よし、それでは頂きましょう。
まずは、餡と麺を絡めて一口…
ん、あれ?
餡がいつものようなアツアツではない。
明らかに「ぬるい」と感じる温度です。
ん〜、これは厨房で何かのミスがあったのだろうか。
最初はそう感じたものの、ん?もしかして。
これ、意図的なものなんですかね。
厳しい暑さが続くこの季節、アツアツの料理を食べれば、当然のことながら汗だくに。
この鎌倉河岸ビルはオフィス街の独立したビルなので、食事を終えたお客さんはまた炎天下を歩いて会社に戻るわけです。
だとしたら、これは少しでも汗をかかせないようにという、お店側の優しさ、夏仕様の温度設定かも?
もちろん、真相は不明。
とはいえ、ぬるいおかげで私もハフハフせずに、スピーディーに食べられるのは紛れもない事実でした。
餡の温度はさておき、その味は間違いなく本物。
魚介と豚肉の旨味が溶け出した餡は、野菜の甘みを引き立て、パリパリの細麺との相性も抜群。
半分ほど食べたところで、テーブルの酢をかければ、また違った酸味が加わり、最後まで飽きずに食べ進みます。
最後に
というわけで、一人で訪れた『九州 藩』での、少し不思議な皿うどん体験。
あの「ぬるさ」が、果たして仕様だったのか、それとも単なるバグだったのか。
この温度異常は、きっと店主の優しさという名の「夏限定の秘策」だったのだと、そう信じたいと思います。
一人でも美味しいランチにありつけたことに感謝。
ご馳走さまでした。
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