・お盆休みの在宅ぼっちランチ、ラーメン『でめきん』で季節限定「四川風冷し中華」。日本の夏の風物詩である冷やし中華と、花椒香る四川の刺激が見事に融合。食べるラー油やパクチーなど、進化系の具材が織りなす味の変化も楽しい、新感覚の一皿を堪能しました。
とある在宅勤務の日。
妻と娘はお出掛けしてしまい、私一人でのランチに。
絶好の外食コンディションなんですけど…
世間はお盆休みの真っ只中、なので個人経営のお店は閉まっているんです。
そうだ、インド料理のお店ならやっているんじゃないだろうか。
彼らにとって、日本のお盆は関係ないはず。
そんなことを考えながら駅に向かって歩いていると、ふと、ラーメンの『でめきん』が頭に浮かびます。
先日お店の前を通りかかった時、「四川風冷し中華」なんていう実に魅力的な季節限定メニューの看板を見かけて気になっていたんですよね。
よし、まずは『でめきん』を覗いてみて、もし閉まっていたらインド料理店へ。
そんな二段構えの作戦を立て、『でめきん』を訪れると…
お盆でも営業中、ありがたきラーメン屋
おぉ、やっているじゃないか。
こういう時に、いつも通り営業してくれているお店の存在はありがたいものです。
店内に入ると、先客はお一人のみ。
カウンター席に座り、「四川風冷し中華をお願いします」と告げると、大将が手際よく調理を始め、5分も経たずに運ばれてきました。
これは進化系?四川風冷し中華との出会い
これが「四川風冷し中華」か。
そもそも冷やし中華というのは、戦後に日本で生まれた夏の風物詩ともいえる麺料理。
千切りにした具材と甘酸っぱいタレが特徴、いわば日本独自の食文化ですね。
これに、麻(マー)と辣(ラー)を特徴とする「四川」の要素を掛け合わせる。
その発想自体が、さすがは探究心旺盛な『でめきん』の大将。
盛り付けられた具材を見てみると、きゅうり、玉ねぎ、錦糸卵、ミニトマトといった定番のメンバー。
これらに加えて、ザクザクとした食感が楽しそうな「食べるラー油」、そして、お、パクチーまで乗っているじゃないですか。
これはもはや単なる冷やし中華ではなく、次世代型と呼ぶべき一皿ですね。
きゅうりの山をそっと崩すと、その下から蒸し鶏、そして甘辛く炒められたひき肉が顔を出します。
タンパク質もしっかりと摂れる、実にバランスの取れた構成にますます感心。
いざ実食、次々と変わる味の万華鏡
さて、全体をよく混ぜ合わせてと、よし、それでは頂きましょう。
まずは細麺をひとつまみ。
おぉ、キンキンによく冷えていて、パツンとした歯切れの良い食感がたまらない。
ベースとなっている甘酸っぱい中華ダレも、この麺によく絡んで実に涼やかで美味い。
それだけじゃない。
この一杯の真骨頂は、その複雑な味わいにあるんです。
食べるラー油の香ばしさとピリ辛感、ひき肉の甘辛い味付け、そして時折ふわっと香るパクチーのエスニックな風味。
さらに花山椒と、何か馴染の薄いスパイスも使われているようで、舌に心地よい痺れ、鼻に抜ける爽やかな香りも加わり食欲をさらに刺激します。
きゅうりや玉ねぎのシャキシャキとした食感、錦糸卵の優しい甘みも良いアクセント。
次々と変わっていく味の万華鏡に、最後まで飽きることなく、夢中で麺を啜っていました。
最後に
というわけで、お盆休みのぼっちランチで出会った、進化系の冷やし中華。
これまで味わったことのない、新しい夏の味に、心から感謝です。
インド料理店に行っていたら、それはそれで美味しいカレーにありつけていたでしょう。
でも、今日の私は『でめきん』に導かれたようで、結果的には最高のランチを味わうことができたなと。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。
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