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2025年8月21日木曜日

【ふるさと納税】 大名が繋いだ味のロマン!延岡市「メヒカリ」に潜む江戸時代の歴史

【この記事のポイント】
・宮崎県延岡市のふるさと納税定返礼品の「メヒカリ」。1kgというボリュームに驚きつつ、定番の唐揚げで実食。その美味しさの裏には、延岡といわきの二大産地を繋ぐ、江戸時代の大名・内藤家の壮大な歴史が隠されているんだなと。



宮崎県延岡市から送って頂いているふるさと納税返礼品の定期便。
以前ご紹介した「漬け丼」とあわせてもう一品、素晴らしい海の幸が送られてきていたんです。

その名は「メヒカリ」。
メヒカリは標準和名をアオメエソといい、その名の通り、光を当てると目が青く光るのが特徴の深海魚。
これがまた、知る人ぞ知る絶品なんですよね。

1kgのボリュームと、歴史の香り



届いたパッケージはずっしりと重く、表示を見ると内容量はなんと1kg。
これはかなりのボリュームです。

美味しいとはいえ、こんなにたくさん食べきれるものだろうかと、一瞬不安がよぎります。


メヒカリは、唐揚げにして食べるのが定番。
もちろん、鮮度が良ければ刺身や塩焼きでも絶品だそうですが、これは王道の唐揚げでいただくことにしました。

さて、このメヒカリ、延岡市と並んで有名な産地が福島県いわき市です。
遠く離れたこの二つの街が、なぜ同じ魚の産地として知られているのか。

実はこの背景には、歴史好きの心をくすぐる意外な繋がりがあるのです。
それは江戸時代、譜代大名であった内藤家の存在。

内藤家は関ヶ原の戦いの直前、徳川家康が会津の上杉景勝を討伐するために軍を率いて出発した際、その留守中の伏見城の守りを任されました。
そして石田三成らが率いる西軍の猛攻を受け、当主・内藤家長は壮絶な戦いの末に討死。

この徳川家への忠義が高く評価され、内藤家は幕府から重用されることになります。
その内藤家が、江戸時代に磐城平藩(現在の福島県いわき市)から延岡藩へと国替え(転封)になっているのです。

大名の移動とともに、食文化も伝わっていったのかもしれない…
なんて想像をすると、歴史のロマンを感じますね。

ふわふわ、サクサク、旨味の三重奏




片栗粉をまぶして、カラリと揚げたメヒカリ。
二度揚げするのが秘訣なんだと、作ってくれた妻が解説してくれました。

一口食べると、まず衣のサクサクとした食感が心地よい。
そして、その中から現れるのは、驚くほどふわふわで、それでいてホロリとほどけるような柔らかい白身。

淡白ながらも上品な旨味が口の中に広がり、これはもう、箸が止まらなくなる美味しさ。
小骨もほとんど気にならず、丸ごと食べられるのもいいところです。

なるほど、これが新鮮なメヒカリの実力か。
1kgという量も、これなら特に心配はいらないなと。

美味しい返礼品に感謝、ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・メヒカリの唐揚げは、レモンをキュッと搾って食べると白身の旨味がより一層引き立ち、さっぱりといただけます。また、カレー粉を少しだけ衣に混ぜてスパイシーに仕上げるのも、お酒のつまみとして最高なんだとか。

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