・『道の駅いちかわ』でのランチ調達で見つけた衝撃的な「厚切りハムステーキ弁当」。主役の分厚いチョップドハムの圧倒的な存在感と、ダブル玉子やナポリタンといった名脇役とのアンサンブル、道の駅のお弁当コーナーの奥深さを知りました。
ウォーキングで『道の駅いちかわ』を訪れた一番の目的は、この日のランチを調達することでした。
市川の特産といえば、全国的にも有名なのは梨くらい。
梨を使ったお弁当というのは想像しにくく、何か特別なものがあるわけではないだろう、というのは承知のうえです。
とはいえお弁当コーナーを覗いてみると、意外に面白いものがあったんですよね。
常識を覆す、圧倒的な主役の存在感
その名も「厚切りハムステーキ弁当」。
799円という価格は、お弁当としては少々お高めかなと感じつつも、このパッケージ写真のハムの見た目には抗えないなと。
ハムは市川の特産品というわけではない。
でもこんなにも分厚いハムが主役を張っているお弁当なんて、生まれて初めてです。
持ち帰り、改めて蓋を開けてみると、その構成の素晴らしさに唸ります。
ハムばかりに目が行っていましたけど、その隣には目玉焼きと玉子焼きという「ダブル玉子」が鎮座。
箸休めに嬉しいごぼうきんぴら、そして目玉焼きの下にはお弁当の付け合わせ界の王道、ナポリタンまで。
これは作り手が「わかっている」証拠ですね。
いざ実食、これはハムの新しい体験
よし、それでは頂きましょう。
まずは何をおいても、メインのハムステーキから。
表面はこんがりと焼かれ、その厚さは目測で2cmはあろうかという代物。
これをガブリと頬張ると、うん、美味い!
塩気は強すぎず、噛むほどに肉の旨味がじゅわっと溢れ出てきます。
この食感、いわゆる一枚肉のハムとは少し違う「チョップドハム」。
チョップドハムとは、細かくした豚肉などを混ぜ合わせ、型に入れて加熱して作るハムのこと。
であるが故のこの独特の柔らかさ、様々な部位の旨味が凝縮されたような奥深い味わい。
ご飯との相性も抜群、玉子焼きや目玉焼きとのも合う抜群の美味しさなんです。
こんなに分厚いハムながらも、あっという間に完食でした。
最後に
道の駅といえば、地元の農産物や特産品を使ったものが並ぶもの。
しかし、今回出会った「厚切りハムステーキ弁当」は、その常識を心地よく覆してくれる逸品でした。
おそらく仕出し弁当屋さんが、その持てる技術と情熱を注ぎ込んで作ったであろう尖ったプロダクト。
こういう予期せぬ出会いがあるから、道の駅巡りはやめられませんね。
私の胃袋という名のストレージに、また一つ、忘れられない美味しいデータが上書き保存されたことに感謝。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・ハムには様々な種類がありますが、今回のような「チョップドハム」の他に、豚のロース肉を使った「ロースハム」、もも肉を使った「ボンレスハム」、そして様々な部位の肉を固めた「プレスハム」などがあります。それぞれの製法や部位の違いを知ると、サンドイッチやお弁当を選ぶ際の楽しみ方が、また一つ深まりますね。
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