一先ずお腹も満たしたところで、いよいよパレードの始まり。
まずは長崎くんち、龍舞からのスタートです。
京劇のような調べ、爆竹の炸裂音。
そして龍が登場し、玉を探し回っているという設定。
ゆったりとした動きながらも、10人が息を揃えて動かさないと龍がぶっちぎれてしまう難度の高い技。
玉を見つけた龍は、後を追いかけ跳ね回る。
想像を超える高さ、そして激しい動き。
音楽も独特で幻想的なシーンです。
そしてアンコールの掛け声は、「もってこーい、もってこい。」
持ってこい、という意味なのか、ん?戻ってこい、なのかな。
稚児行列の先頭を歩くのは、チーバくんともう1体は…あっさり君、浦安市のゆるキャラらしい。
そうか、アサリを表した逆三角形なのか。
この魚、何だかわかります?
青ギス、かつては東京湾奥でよく釣れた魚なんです。
絶滅危惧とも言われており、日本では周防灘の一部に僅かに存在しているのみ。
この魚がいた豊かな海を思いながら、2008年と2009年にパレードが行われたとのこと。
当時使われた張り子(張りぼて)を修復、この日のパレードでのお披露目なんだとか。
後ろに続く魚たちも、同じく修復したものなんでしょう。
色とりどりで、こちらは実在した魚じゃないんじゃないかなと。
そして河童まで。
河童の住めるほどの綺麗な川、明治に入るまでは、この近辺もそんな風情だったんでしょうか。
台車を押すおじ様達の衣装も河童、何気にシュールです。
そして次に来るのは…
あれ、警察官が写真を撮っているぞ。
はてさて、何がやってくるのか、というところで、続きはまた明日。
【今日のワンポイント】
・青ギスが東京湾から姿を消したのは1962年。今日でも多数いるシロギスとの違いは、より浅瀬に生息していること。絶滅は護岸整備による影響のようですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿