横浜の外人墓地は著名な観光地。
かつて来たはずの港の見える丘公園は記憶に残っていなくても、さすがにこっちは頭の中にイメージが残っているんです。
芝生に白い墓地が等間隔に並んでいる…
ん?あれれ。
森の中に燻んだ石の十字架と、記憶と全然違う風景に少々びっくり。
ここを訪れた後、映画などで記憶を書き換えてしまったのか…
いや、もしかして、ここを訪れるのは初めてなのか…自信が持てなくなってきた。
外人墓地の横にある洋館造りのレストラン、これも見た記憶は全くなし。
もしかして、ここに来るのは初めてなのかもしれませんね。
記憶がいい加減なのは今に始まったことでもなし、まぁそれはそれで仕方ないか。
山手資料館、1909年築の木造洋館。
展示物もいろいろあるようですけど、今日は外観だけにして次を急ぎましょう。
資料館のすぐ隣、石造りの教会も立派ですね。
関東大震災で崩壊、横浜大空襲で焼失、そして2005年には放火により内部焼失と、実はかなり過酷な歴史を歩んできた聖なる建造物。
色がとけ込んで見えないですけど、ガラスには「自働電話」と書いてある。
なぜ自働? 公衆電話ではないの?
ネットで調べてみると、当初はAutomatic Telephoneが直訳されて自働になったらしい。
へぇ、そうなんだ。
と、ここで納得して終わりにしてはいけないですね。
当時は交換手を介して通話する電話、なぜAutomaticなのか。
ネットで軽く調べただけでは全くもって不明でした。
あくまで推測ですけど、お金は自働電話に入れる仕組みになっていたので、料金回収は自律的。
それを自ら働く、と見たのかな。
山手234番館、1927年築の外国人向けアパートメント。
2階はギャラリーとして貸し出されているそうで、雰囲気が良くていいですね。
えの木てい、カフェですね。
こんなところでゆったりとコーヒー、なんていうのは、おっさんの一人歩きには似合わないか。
エリンスマン邸、ここに移築されたものとのこと。
厨房部分は喫茶店になっているそうですけど、ここもスルーして、建物左から元町公園に。
外人墓地からわずか100mほどの道路沿い。
日本の古民家が並ぶ地は数多くあれど、洋館が集中しているというのは横浜ならではだなと。
さっと歩けば1分ちょっと、一見の価値ありですよ。
横浜外人墓地資料館
045-622-1311
横浜市中区山手町96
開館時間 10:00~17:00
休館日 月
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