朝食といえば、普段はパン1枚とコーヒーのみ。
そんな人には、温泉旅館の朝食は異世界と言えるでしょう。
朝から何でそんなに食べられるの?
お腹が空いたからご飯を食べる、これは「補給」という考え方。
夜は寝ているだけなので、「補給」はそれほど必要ないというのが私のような少食派なんだろうな。
一方で、ご飯を食べてその後の活動に備える、つまり「備蓄」の考え方だと、朝からガッツリ食べようということに。
温泉旅館の朝食は、考え方を後者に切り替える必要があるんでしょうね。
そんな異世界の朝食、豪華ですねぇ。
これとは別にご飯もあるわけで、食べ切れるかどうかは不安。
悩んでも仕方ない。
よし、頑張るぞということで、頂きま~す。
まずは左翼のもずくから。
ずずっと吸うと、粘り気があって、途中で噛み切るのに一難儀。
一瞬、全部吸い込んでしまおうかとも思いましたけど、それで窒息したりしたら恥ずかしいことこの上なしですね。
粘り気は新鮮な証拠、ここ最近食べたなかでは最も美味しいもずくでした。
次はハムサラダかな。
秩父の温泉旅館でもハムサラダありましたけど、一品だけ異色のオカズながらも、あると嬉しい一品。
普段はこれをパンに挟んで食べる程度なんだよなと、毎回同じことを思いながら味わいます。
中央の三段、鰆、金平にだし巻き卵、いずれもご飯によく合います。
シンプルな味ながらも、さすがはプロの腕による調理です。
ご飯があるのに白粥もというのには、どういう意図があるんだろう。
夕食でまだお腹いっぱいでも、お米が美味しいからお粥だけでも食べてね、とかですかね。
確かに美味しいお粥ではありましたけど、無くても問題はないような気もします。
鶏の肉豆腐、これが最高に美味かったんですよ。
お腹いっぱいでも、汁や豆腐に染み渡る出汁が素晴らしい味で、こんな美味しいものを残す訳にはいかず。
お腹パンパンながらも完食でした。
いやぁ、食った、食った。
よし、今日は黒部ダム見学に。
天気もいいし、さて、出発するか。
【今日のワンポイント】
・冒頭に書いた「補給」と「備蓄」について、よく考えてみると、夕食は明らかに「補給」ですよね。ってことは、朝食たっぷりというのは、夕食と朝食の考え方を一晩で切り替えることに。やっぱり無理があるんだよなぁ。
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