御射神社のすぐ近く、神宮寺というお寺があるので、ここにも寄ってみようかな。
そんな軽い気持ちで行ったんですけど、このお寺がまた良かったんですよ。
Googleマップを頼りに歩いていると、施設の入り口がよくわからずで遠回りになることってありますよね。
今回も正にそうで、坂を登ったところが門かと思いきや然にあらず。
坂を登り損だったな。
再び坂を下って、グルっと周囲を歩いてきたところの風景がこれ。
鐘は立派だけど、普通のお寺だな。
こりゃ長居するところじゃないなと宿に戻ろうとすると…
あれ、この門はなんだろう。
入ってもいいのかどうか、恐る恐る進んでいきます。
右に「清風明月来無償」、左に「近水遠山皆有情」。
何のこっちゃ。
「高橋 玄一郎 春愁詩碑」。とな。
高橋 玄一郎って誰?
ほぉ、浅間温泉香蘭荘の経営者で、詩人としても有名だった人なんだ。
やっぱ何だかよくわからずということで、再び宿に帰ろうとすると…
おぉ、枯山水!
広さは、25mプールより少し小さいぐらい。
石が少ないシンプルな造り、でもこれだけ広いと、手入れするは手間がかかるんじゃないかな。
ん、奥の方の植え込みにある石像、あれは何だ?
入るのを躊躇っていたことなんてすっかり忘れて近づいていくと、これは三羅漢、松の下で本堂を見上げて…
いや、その上にある月を見上げているんだろうな。
案内板があるわけでもなし、でもなぜか自然にそう思えるのは不思議なものです。(←単なる思い込み?)
階段の上には薬師堂。
松本藩主 水野忠直の母の祈願で建てられたものは焼失してしまい、再建されたもの。
浅間温泉って、何かと松本藩主との繋がりがあるんだなぁ。
薬師堂前から、羅漢像を見下ろして。
いい雰囲気のお寺じゃないですか。
地味ではありますけど、浅間温泉に泊まったら、散歩ついでに行って損はないお寺だと思いますよ。
三羅漢は、入り口近くにもあったんですけど、視線の先には鐘?
壁際に隠れて、敵の様子を伺っている姿にも見えて、このお寺での三羅漢の存在を改めて感じた一コマでした。
臨済宗妙心寺派 医王山神宮禅寺
0263-46-0096
長野県松本市浅間温泉3-21-1
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