湿度が高くて暑い日曜日。
等々力渓谷に行ってみようと思ったのは、少しは涼しいかもと思ったから。
ここに行くのは、一体何年ぶりだろう。
前回は母親と一緒だったようなぼんやりとした記憶、遠い遠い昔のことなんだろうな。
等々力の駅、駅舎が2つの線路の真ん中にある変わった作り。
出口は上野毛寄り1ヶ所のみで、溝の口方面行きの電車に乗って行くと、自分の乗ってきた電車が通り過ぎるまで南方面には出られずなんです。
大した待ち時間じゃないものの、もう少し工夫の余地はあったんじゃないかな。
個性的な造りは面白いですけどね。
等々力渓谷入り口までは、駅から3分もかからず。
路面に案内表示もあるものの、見える範囲の鬱蒼と木が生い茂っているところに行くだけなので、迷うことはないでしょう。
階段を下ると、すぐ上に見えるのは赤い橋、ほぉ、これがゴルフ橋なのか。
名前の通りゴルフ場の橋だったとのこと、今日となっては、こんなところにゴルフ場があったということに驚きます。
ちなみに、ゴルフ場の施設は空襲で焼失してしまったそうです。
ここは一体どこ?
そんな疑問が湧いてくるほど、等々力渓谷の緑はボリュームたっぷり。
とはいえ都内のにある谷間なので、気温は見た目ほどには低くないんです。
いや、風が渓谷を抜けてくれる方向に吹けば、それなりに涼しいんでしょうかね。
澱みに木洩れ日。
白いものが浮いているようにも見え、幻想的な色合いに暫し足を止めてと。
振り返ると渓谷の奥にゴルフ橋、おぉ、写真でよく見る風景だな。
まるで絵画の中に迷い込んでしまったような錯覚、戸惑いすら感じますね。
水のせせらぎが常に聞こえるのは、ところどころに小さな急流があるから。
これ、きっとこの音のために作ってあるものなんでしょうね。
お、かなり危険な狭い橋だ。
渡るより、ここに腰掛けて川に足を漬けて、冷えた白ワインでも飲んでいたい。
え、酒を飲むことばかり考えているんじゃないか、って?
はい、その通りです。
何の恥じらいもなくそう言えるようになったのが、この歳まで成長した証でしょうね。
大人って、いいものだな。
渓谷の美しい景色とは全く関係ないことを思いながら、次の目的地に向かうというところで、続きはまた明日。
等々力渓谷
世田谷区等々力1-22、2-37~38番外
(紅葉もおススメ)
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