・大阪・本町で朝食の店を探していたところ、讃岐うどんの隠れた名店『Udon Kyutaro』を発見。温玉ぶっかけうどんを堪能し、澄んだ出汁と強いコシの麺に朝から幸せな気持ちに。
大阪の本町で迎えた朝、朝食をどこで食べようか。
師匠との待ち合わせは8:15、それまでに戻ってこれるお店ということで、最初に向かったのは徒歩3分ほどの『喫茶パレット』。
ネットで調べたところ、7:00から営業開始なので時間に余裕があると思ったんですよ。
ところがどっこい。
7:10になってもオープンせず、あれ~、もしかして今日は定休日?
悩んでいてもしかたない。
バックアッププランに切り替えて、次に向かったのは更に3分ほど歩いたところにある讃岐うどんの『Udon Kyutaro』でした。
お店の外観は、一見すると何の店か分かりにくいかもしれません。
店名が大きく掲げられているわけでもなく、シンプルそのもの。
知らなければ、うどん屋だとは気づかないでしょう。
それがかえって、知る人ぞ知る名店のような雰囲気を醸し出しています。
開店直後の朝早い時間帯にもかかわらず、既に3人のお客さんが入店しています。
朝一から賑わっているのは、やはり人気の証ですね。
シンプルなメニューと、冷やしぶっかけへの期待
お店の外で、まずはメニューを確認。
こちらもいたってシンプル、うどんの種類も絞られていて潔い。
今回は「温玉ぶっかけ」をチョイス、価格は720円です。
東京の立ち食いそばと比べると若干高いでものの、讃岐うどん専門店のクオリティを考えれば妥当な価格帯ですかね。
冷やしぶっかけ、その透明な美味しさ
店奥のカウンター注文してしばらくすると、冷やしぶっかけうどんが完成したと。
薄色の冷たい出汁に、輝くうどん。
シンプルながらも、その美しさに食欲をそそられます。
まずは出汁を一口。
冷たい出汁は、驚くほど澄んでいながら、深いうま味が凝縮されています。
鰹節や昆布の風味が豊かで、程よい塩加減。
余計なものが一切なく、出汁本来の美味しさが際立っているなと。
卵含めて、このままの味を存分に楽しむべき出汁です。
もっちり、コシのある麺
いよいよ、うどんの主役、麺を頂きます。
麺は冷水でしっかりと締められており、箸で持ち上げるとツルツルと輝き、弾力があるのが分かります。
口に含むと、もっちりとした食感。
そして、跳ね返すような強いコシが感じられます。
まさに讃岐うどんの醍醐味、期待通りの味わい。
噛むほどに小麦の風味が広がり、そしてツルリとした喉越しも素晴らしい。
温玉を崩すと、黄身のコクが加わり更にいい味に。
こんなにシンプルな具材、でも味は想像以上に複雑で美味しんですよね。
正直、720円という価格は日常的に食べるうどんとしては少々高いかも。
でも、このクオリティのうどんを東京で食べようとすると、さらに高額になるんだろうなと。
本格的な讃岐うどんを都内でも気軽に、そしてこの価格帯で食べられる店があればいいんですけどね。
最後に
朝から訪れた讃岐うどんの人気店。
一見するとうどん屋とは分からない外観から、手作り感満載のメニュー、そして何よりも絶品の温玉ぶっかけうどん。
出汁の旨味、麺のもっちりとしたコシ、そして喉越し。
どれもが期待以上の美味しさで、朝から幸せな気持ちになりました。
この一杯のために、また足を運びたくなる。
そんな魅力に溢れたお店。
ご馳走さまでした。