鮭の頭、鼻先から頭の付け根まで、目の部分は軟骨。
この部分を薄切りにして、酢に漬け込んだ料理が氷頭ナマスなんです。
子供の頃、父親が荒巻ジャケの頭を酢に漬け込んで作っていたんですよね。
北海道出身でもないし、料理好きという訳でもないので一体どこで覚えたんだか。
若干の生臭さいなと思いながらも、コリコリ食感が意外な旨さだと思っていました。
先日、父親との会話で「おい、鮭の頭を売っているところ知らないか?」と問われ。
「お、氷頭ナマス?」
「そうそう」
「鮭の頭を売っているところは知らないけど、家の近くのスーパーに氷頭ナマス置いてあるよ。」
「そりゃ凄いスーパーだな。」
売っているのは見ているものの、そういえば何年か前に2回ほど買ったきり。
味も忘れてしまったということで、改めて食べてみることにしたんです。
これがその氷頭ナマス。
パッケージはこの3倍の量で300円ちょっとなので、決して高いものではないんですよね。
まぁ普通は頭を捨ててしまうのでしょうから、材料費はタダ。
一手間かけて流通させるコストなのでしょう。
で、お味の方はというと。
子供の頃に食べた父親お手製のもののような生臭さはないです。
酸味のあるコリコリ食感がなかなかの美味。
酢だけではなくレモンも混ぜているらしく、ほんのり甘味も。
いい酒のツマミなんですよね。
折を見て、父親にも買っていくことにしよう。
小さな親孝行になるといいんですけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿