大井町で夕食の約束をした日、ちょっと早めに出て、写真でも撮ってこようかなと。
大井町の近くということで、一度も行ったことのない青物横丁に、旧東海道を歩いてみることにしました。
旧東海道は駅のすぐ近く。
もう少し風情があるのかと思いましたけど、そう言われなければわからないごくごく普通の商店街です。
まず寄ってみたのが海雲寺。
若者の力比べに大正時代まで使われていたものらしいですけど…
わざわざ観にいくほどのものでもないですね。
一番の見所は品川寺。
「しながわでら」ではなく「ほんせんじ」と読むんです。
入り口にはそこそこ大きい大仏(?)があって、これだけでもまぁインパクトはあります。
境内はそれほど広くなく、なんか綺麗な石碑があるな、ジュネーブ通りか…。
ふと横を見ると、あれ、これは七福神の恵比寿様か。
ってことは、他の七福神もいるのかな。
お、寿老人。
毘沙門天に弁財天も。
大黒天。
布袋様。
ってことは、札の文字は消えてしまってますけどこれは福禄寿ですね。
敷地内、鐘楼の周囲を10m程歩くだけで七福神巡りができてしまう。
なんて省力的なんだろうと感心。
次の見所は大正時代のステンドグラス。
一体どこにあるんだか、気付かず2回ほど通り過ぎてしまいました。
お、あった!
自動販売機の幅程度、こんなに小さいのか。
諏訪神社の狛犬は天保2年作のものなんだとか。
ん?天保2年?
調べてみたら1832年、古いは古いですけど、それぐらいのものなら他にもいくらでもありそうな…
この畳屋さんは大正2年の建築。
ってな感じで、見所は無いと言い切れそうな街でしたけど…
そうか、ここにあるのは関東大震災も戦災も免れてきたもの。
そう考えると、歴史的価値が増すような気がしますね。
それほど多くを期待しなければ、ちょっとした暇つぶしの散歩にはいい街。
そう記憶しておきます。
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