湯の山温泉内には、これといった観光スポットはないんですよね。
それでもホテルから歩いてすぐ、三岳寺と大石公園に行ってみることにしました。
古くは天台宗の僧兵たちが集う山岳宗教の拠点だったんだとか。
言われなければわからないほど、寂れた普通の田舎のお寺です。
織田信長の伊勢侵攻でこのお寺が焼かれ、一気に衰退していったという歴史があるとのこと。
おっかない顔をした不動明王に当時の面影が少し残っているか。
今は「縁結びの寺」とされているのは、江戸時代の折り鶴伝説に因るんだとか。
その伝説、ざっくりまとめると…
大店の一人娘と使用人がこの地の滝で身を投げようとした時、僧兵が現れて二人を励まして。
思い直した二人がお礼のためにこの寺を訪れて、その姿はなかったので鶴を折ると、その鶴は飛び立っていった。
江戸時代には僧兵はおらず、もしかすると仏様だったのだろうか。
こんな感じです。
もう一つ、赤穂浪士で有名な浅野内匠頭の実弟、浅野大学の奥方は菰野藩12,000石の土方家出身。
その関係で、大石内蔵助がこの地をよく訪れたとされています。
日本一(?)大きい御影石、これをみた内蔵助が驚いたんだそうです。
なんかやたらに大石内蔵助が強調されているところに世俗さを感じますけど、まぁ敢えて否定するようなものでもないですね。
内蔵助に関係があろうがなかろうが、川の大石は見事。
ここで涼みながらビールを飲みたいなぁ。
いや、夕食のために車を運転しなければいけないんだった。
む~、残念、楽しみはまた次の機会に。