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2026年2月8日日曜日

【山登り】弁慶も怯む筑波山巨石の回廊!「奇岩エリア」に宿る先人の遊び心と、渋滞が生んだ休息

【この記事のポイント】
・いよいよ筑波山の真髄とも言える「奇岩エリア」へ。自然の浸食と信仰が織りなす巨石の数々に、日本人の風流な想像力を再発見。


昨日は白雲橋コースの急峻な岩場に翻弄されつつ、弁慶茶屋跡でのランチでエネルギーを補給したところまでを書きました。
ここからは筑波山登山のハイライト、「奇岩・怪石エリア」への突入です。

自然の彫刻を巡る:神話と風流が宿る巨石群





休憩を終え、呼吸も整ったのでリスタート。

目指す女体山頂までは残り0.8km。
距離だけを見れば短く感じるものの、きっとここからも一筋縄ではいかないんだろうな…



まず現れたのは、有名な「弁慶七戻り」。
頭上の巨大な岩が今にも落ちてきそうな危ういバランスを保っており、かの剛勇・弁慶でさえ恐怖のあまり七度も後ずさりしたという伝説が残る岩です。

古くから「聖」と「俗」を分ける境界とされているそうで、この岩を潜ることは一種の儀式のような厳かさがあるんですよね。
重力に抗うような自然の造形美、いや〜こりゃ凄い。



続いては「高天原(たかまがはら)」。
八百万の神々が住まう地とされる名の岩で、その上には社が祀られています。

お参りしたい気持ちはやまやま、でもこの先に備えてと。
ほんの少しでも体力を温存すべく、ここは丁重に遥拝(ようはい)するに留めておこう。



さらに歩を進めると、これは…「国割り石」か。

太古の昔、八百万の神々がこの石を囲んで集まり、それぞれの領土を分ける相談をしたという神話からその名がついたとのこと。
岩の表面にはあたかも線が引かれたような筋があり、それが領地を画定した境界線のように見えるというわけですね。



次に出会ったのは、「入船出船(いりふねでふね)」。

変わった形の岩だけど、「入船出船」って何でだ…
あぁ、なるほど!
左の岩が船の舳先、右が艫(船尾)ですね。

この岩をみて、2艘の船がすれ違う様に見立てた先人の感性は凄い。
相当の風流人だろうなと感心です。



「裏面大黒(うらめんだいこく)」。

大きな袋を背負った大黒様を後ろから拝んだ姿、なのか?
正直なところ、私の想像力では全くわからず。

そうか。
これは見る者の心の写し鏡のような、抽象芸術なのかもしれないなと。



そして、天空へと突き出すような「北斗岩」。
天空で不動の地位を占める北極星(北斗星)のように、決して動じることなく天を指してそびえ立つ姿からその名がるんだそうです。

くぐり抜けるのにさほどに苦労はないようだけど…
私ゃこういうところでも頭をぶつけるので、余計なことはやめておこう。

渋滞の恩恵:女体山直前のタクティカル・レスト





奇岩エリアを抜けると、いよいよ女体山頂への最終アプローチ。
ここはかなりの急勾配で、山頂付近ということもあって登りと下りの登山者が一点に集中するボトルネックとなっていました。

とはいえ、この「渋滞」が意外な恩恵に。
というのは、交互通行を待つ時間が強制的な休憩となってくれ、息を整える絶好のチャンスに変わるんです。

普段なら焦れったく感じる待ち時間。
急登でオーバーヒート気味だった身体には、神様がくれたクールダウン・タイムのように感じられます。

さて、人の波を抜けて辿り着いた女体山の山頂。
そこにはどのようなパノラマが広がっていたのか、これは明日の記事でご紹介します。




【おまけのワンポイント】
・ 江戸時代、筑波山は「西の富士、東の筑波」と称され、江戸から多くの参拝客が訪れました。これらユニークな名前の多くは、当時の人々が観光を楽しもうとした遊び心から名付けられたものだと言われているそうです。

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