・体調不良で山頂は断念するも、貧乏人根性を発揮して見晴台への平坦な道を進むことに。朝10時前の早弁と、先日ご紹介した迷彩柄フォルダーの意外な活躍ぶりに満足の休憩タイム。
息も絶え絶えになりながら、ようやく阿夫利神社の下社近くまで登り切ったところで…
ふと横を見ると右に進むフラットな道があって、こりゃ一体どこへ行く道だろう。
iPadを取り出した師匠が調べてくれ、「あぁ、こっちに進むと見晴台、頂上に登るのもこの道からですね。」と。
今日の体調を考えると、ここからさらに山頂まで登るのはさすがに無理だよな。
かといって、このまま下社にお参りしてケーブルカーで下るとなると、ちょっと物足りな過ぎるよな…
ここまで苦労して登ってきたのだから、もう少しだけ何かを得て帰りたいと思うのが人間の性。
不思議なもので「元を取りたい」という貧乏人根性が顔を出すと、あれほど重かった足がスッと前に出るんですよね。
限界だと思っていたのは単なる脳のブレーキで、欲求がそのリミッターを解除してくれるという見事な心理メカニズム。
せっかくの休日と交通費を無駄にはしたくないという、大人の慎ましき執念ですね。
歴史の息吹を感じる二重社と、生命力溢れる杉の御神木
道中、ひっそりと佇む二重社(にじゅうしゃ)という小さな社を発見。
大山の阿夫利神社下社の下に位置し、かつては修験者たちがここで身を清めたとも伝わる神聖な場所らしい。
木立に囲まれた静寂の中にあり、歴史の重みを感じさせる厳かな雰囲気が漂っています。
その二重社のすぐそばには、天に向かって真っ直ぐに伸びる立派な杉の巨木。
太い幹にはしめ縄がしっかりと巻かれており、間違いなく古くから信仰を集めてきた御神木でしょう。
見上げると首が痛くなるほどの高さで、大山の厳しい自然を何百年も生き抜いてきた生命力に圧倒されます。
古くから修験者が身を清めた二重社。
その傍らで何百年も山を見守ってきた杉の巨木を見上げると、自分の体調の波など、長い歴史のほんの一瞬にもならないごく些細な出来事のように思えてきます。
明確なゴールがもたらす活力と、見晴台での至福の早弁
道はなだらかで歩きやすく、見晴台まではトータルで30分ほど歩けばいいだけという有難い状況。
明確なゴール地点とそこまでの所要時間が分かると、俄然やる気が出てくるから人間とは単純なものです。
先が見えない不安がないだけで、足取りはなぜか軽やか。
平坦な整備された道ということも手伝って、先ほどのバテバテ状態が嘘のようにズンズンと進んでいきます。
見晴台に到着。
そこは、ベンチとテーブルが並ぶ、空がパッと拓けた開放的な空間でした。
奥に見えているのが大山で、頂上までの標高差はまだまだあるんだ…
やっぱりこりゃ無理だな。
今日は山頂は諦めるという結論もはっきり出たし。
まだ10:00前という時間ではあるものの、ここで弁当を食べていってしまうということに。
俗に言う早弁、今日はファミマで買ったおむすびセット。
よし、それでは頂きましょう。
ツナマヨ(味付きご飯)と昆布という王道にして絶対外さないラインナップは、安心感抜群の味わい。
ほどよい塩気が、汗をかいて疲労した身体の隅々までじんわりと染み渡ります。
添えられた唐揚げと玉子焼きが、素朴な炭水化物のパレードに嬉しいアクセントをプラス。
まだ世の中が動き出したばかりの午前10時。
山の上で広げるおむすびセットは、どんな高級ランチよりも贅沢で、少しだけ悪いことをしているようなワクワク感がありました
あっという間に平らげて、エネルギーチャージ完了。
ご馳走さまでした。
終わりに
そうそう、先日ご紹介した迷彩柄の携行フォルダー、山登りで役に立つんですよ。
リュックのポケットに無造作に詰め込んでいたグッズをまとめて収納、しかも自立してくれるので、分類や取り出しが楽なんです。
熊スプレーもこれに入れておいたんですけど、いざという時にここからサッと取り出すことができるかどうか。
我ながらこれはちょっと怪しいなと、苦笑いしつつ頭の中でシミュレーションしてみたり。
しっかりと休憩して体力も回復、来た道を戻って阿夫利神社下社に戻ろうというところで。
この続きはまた明日のブログ記事でお届けすることにします。
【おまけのワンポイント】
・山歩きの際、リュックの中で絆創膏やヘッドライトなどの小物が迷子になるのはよくあること。そんな時は、今回使ったフォルダーのように「自立する」タイプのポーチやオーガナイザーを使うのはなかなかの業。いざという時に慌てないためにも、小物の指定席を作ってパッキングしておくのは、快適で安全な登山の基本ですね。


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