・凍える冬の大手町、地下迷宮を抜けて辿り着いた老舗中華『永楽』で味わう至高の温もり。1,000円超えの「大手町価格」も納得、具だくさんのあんかけ焼きそばがもたらす栄養に心も充足。
とある出社日。
刺すような冷気から逃れるように、会社の同僚と「今日は地下から一歩も出ずにランチを済ませよう」と。
向かったのは、経団連ビルの地下に店を構える中華料理店『永楽』。
大手町のビジネスパーソンたちの胃袋を長年支えてきた、安定の老舗です。
品書きを眺めると、ほとんどのメニューが1,000円の大台を超えています。
以前に増して少々お高くなった印象は拭えませんけど、ここは日本経済の中枢・大手町。
場所代と安心感を考えれば、野暮なことは言わないのがこの街の流儀でしょう。
値段への執着をなくした時、ふと食べたくなったのは「焼きそば」。
熱々の「あん」に隠された、具材のカルテット
運ばれてきたのは、見るからに食欲をそそる艶やかなあんかけ焼きそば。
白菜、人参、キクラゲに豚肉といった彩り豊かな具材たちが、濃厚なあんを纏っています。
この餡の甘辛い香りを嗅ぐだけで、口の中はすでに中華の歓迎ムード。
これだけ野菜が摂れれば、午後の仕事効率も自然と上がりそうですね。
さて、火傷に注意しながら、頂きましょう。
まずは箸で麺を持ち上げると、あんに隠れていた焼き色のついた麺が姿を現し、香ばしい湯気が一気に立ち上ります。
麺の表面はカリッと焼かれている部分と、あんを吸ってしなやかになった部分が混在しており、この食感の対比が見事。
熱々の餡は絶妙なとろみ加減、具材一つひとつの旨味を逃さず閉じ込めており、口に運ぶたびに深いコクが広がります。
特に豚肉の脂の甘みと、シャキシャキ感を残した野菜のコントラストが素晴らしい。
噛むほどに、味わいが変化していくのが分かります。
会社の仲間と頷き合いながら、ハフハフと熱さを楽しむ時間。
忙しい業務の合間の癒やしですね。
気がつけばお皿は空っぽ。
体の中からポカポカと温まり、冷え切っていた気力が満タンに補充されたような感覚です。
1,100円という価格も、この満足感への「投資」として十二分に納得、価値ある一皿でした。
冬の冷たい風を忘れさせてくれる、熱いあんかけの魔法。
今日も変わらぬ美味しさに感謝、ご馳走さまでした。
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